以下は私のプレイ日記です。
どんなことが出来るのか、どんな風に楽しめるのか、参考になれば幸いです。
解説も付けていきます(あくまで、現プレイでわかる範囲の解説です)。
まぁ、更新は不定期ということでひとつ。
ご意見・ご感想は
yuzawara(a)sb01.org までどうぞ。
### 最終更新日:2006/01/11 ###
50th Step 解説追加
† 1st Step †
今日は地下3階で「『スメアゴル』の石の像」を見付けた。
有名人グッズなので値打ちモノと確信。
重さ100kgだったけど、頑張って町まで運ぶことに。
何しろ重いので疲労の度合いも激しく、運んでる最中に30回位気絶。
途中、像を持ったまま上り階段を探してたのが原因だということに気づき、
まずは像を床に置いて、先に階段を見つけることに。急がば回れだ。
そんな苦労でようやく町に着き、幾らで売れるかとわくわくしながら店巡り。
が、店の連中は像には見向きもせず、ホビットの退役兵にたかられる始末。
っつか、たかられ過ぎて命からがら。死ぬかと。
それでも何だか勿体無かったので、像は家に置いておくことに。
んで身軽になってから、たかり屋のホビットの退役兵を店先で骸に。
勢い余って使い走りの少年もその隣で骸に。
あと、あんまりしつこく値切ったので雑貨屋のオヤジに店から締め出された。
当分、出入り禁止のようだ。っつか、ずっと?
解説:
Angband では、アイテムには全て重量があります。
そして、キャラクタはステータスによって持ち歩ける許容重量があり、
その許容量を超えてアイテムを持つこともできるのですが、その超過重量によって行動が遅くなってしまいます。
上記のように100kgなどというアイテムを持とうもんなら、ほとんど亀の歩みです。(ゲームはターン制なので、自分が1行動する時に敵は3歩移動、とか)
しかも、Angband では“疲労”の概念もあるので、無理して運びつづけると疲れが溜まり、果てには気絶してしまうのです。
気絶してしまえば、数ターンは無防備ですから、それはそれは危険なことに。重いものは、休み休み運びましょう。(休憩すると疲労は回復します)
それから、町はスタート地点でもあり、冒険の拠点です。自分の持ち家もあり、拾ってきたアイテムを置いておくこともできます。
町中には様々な人々がうろうろ(本当にうろうろ)してます。
基本的に町人は無害ですが、偶に攻撃をしてくる輩も居て、冒険から帰った直後などヒットポイントが低い時などは少なからぬ脅威となります。
勿論、こちらから攻撃もできますので、余裕のある時は Attack です。無害な町人にも勿論 Attack できます。殺伐。
† 2nd Step †
ついつい装備してしまった拾いモノの呪われた指輪で
バカに磨きが掛かった(知力-1)今日この頃の俺。
地下1階にて砂岩壁をもりもり採掘の合間、休息ついでに
拾ったモンスター召還の巻物を読んでみると、グリーンモルド出現。
そんなに強くないモンスターなのだけど、「恐怖の粉」を撒く厄介モノ。
これを吸い込むと、敵を攻撃することもできない臆病者に。
しかも採掘中の狭い通路で、よりによって部屋側に鎮座したグリーンモルド。
幸い、移動しないモンスターなので、一旦通路の奥に引っ込んで呼吸を整え再挑戦。
が、何度トライしても臆病風に吹かれまくって退散。
加えて、思った以上に体力あるようで、遠くから適当にモノを投げてても埒が明かず
色々考えた結果、とにかく砂岩を掘り進んで別の部屋へ抜けることに。
えっちらおっちら掘り進み、どうにかこうにか部屋の向こうへ回り込むことに成功。
先ほどの部屋に舞い戻り、遠くからひたすらモノを投げて、グリーンモルド成敗。
いくらバカでも、思いつきで巻物は読まないようにしようと思った。
解説:
Angband の迷宮の基本構造は幾つかの部屋を通路で繋いだシンプルなものです。
ですが、その構成要素は非常に多岐に渡り、壁の材質一つをとっても永久岩、花崗岩、石英、土壁、砂壁、などなど。
そして、プレイヤーはシャベルやつるはし、場合によっては武器で、壁に穴を掘ることが出来ます。
壁の材質や持っている得物によって、穴を開けるターン数は変わってきますが、掘りやすい壁と言うのが存在します。
例えば、↑のプレイ画面で「#」の部分が壁を表しますが、所々に「%」の部分があるのがお分かりでしょうか。
この部分は材質の違う壁で、概ね“柔らかい”部分です。こういう部分を掘り進むことによって、新たな部屋を発見したり、
その壁自体から換金できる鉱石を採掘したりできるのです。まぁ、確実な儲けになる可能性はさほど無いのですが、それもロマンということで。
それと、アイテムについて一つ。上記の「モンスター召還の巻物」は消費型のアイテムで、迷宮で拾うことができます。
召還したモンスターが自分の仲間になる訳ではないので、どちらかと言うとペナルティアイテムですが、
初めて拾った時はそれがなんの効力があるものかはわかりません。
ですので、一度使ってその効果を確かめ(モノによっては、即座に効果がわからない場合もあります)、
一つ一つ自分で安全を確認していくのです。まぁ、上記の場合は、知ってて使ってるので自業自得なんですが。
† 3rd Step †
地下4階に初挑戦。
階段を降りていきなり、隣の部屋に大勢の人の気配。
プリースト、シャーマン、パラディン共が一列でこちらに向かってくる。
一瞬ひるんだものの、通路は人一人分。一対一なら何とかなる。
それに、連中は見習程度で、特に苦も無く皆殺しで死屍累々。
通路に積み重なった死体を乗り越えて
見習共が居た部屋に入ってみると、四方に歯と骨が配置してある。
何かの儀式でもやってたのかと思いながらも、目ぼしいものが無く舌打ち。
その後、フロアのあちこちを巡ってみたものの
結局、初の4階はたいした収穫もなく、一旦町に戻ることにする。
見つけた上り階段から3階に上がり、更に2階への階段を探している途中
沼地でとぐろを巻く3匹のヘビが。赤・緑・黄と揃っている。
東京コミックショウの楽屋か、ここは。
とりあえず3匹を屠ってみると、1匹が像を持っていた。
例によって、値打ちモノかもと淡い期待を抱きつつ
いそいそとザックに入れて歩き出すと、ずぶずぶと沼に足を取られた。
焦ってもがけばもがくほど、沼に足を取られていく。
ヘビとの戦闘で体力を消耗していた俺が沼地に埋没するのには、そう時間は掛からなかった。
遠のく意識の中で『そうか、この重い像を捨てればよかったんだ』と気付いた。
解説:
迷宮の中では、キャラクタの視界を基準に表示が制限されます。(ゲーム設定によります)
例えば、壁の向こうに居る敵は見えませんが、通路から垣間見える範囲なら、
遠くからでも灯りさえあれば(つまり、光源が必要)、比較的遠くまで見渡せます。
そして、部屋に入った直後などは近隣の部屋に何らかの特徴があれば、メッセージが表示されます。
ほとんどの場合、意味のあるメッセージではないですが、雰囲気形成には重要です。
また、特に意味の無いオブジェクトも所々に配置されているので、妄想力を高めてくれることでしょう。
戦闘に於いて敵を倒す手段は様々ですが、基本的には肉弾戦となります。
倒した敵は死体となって、その場に残るので、乱戦になった場合は文字通り、屍が山積みとなります。
死体はアイテムと同じ扱いで、拾ったり、投げたり、置いたりすることが可能です。
敵に投げ付けることで、ダメージを与えることも可能ですが、大抵は重いので、あんまり遠くに飛びませんし、
基本的にあんまり意味はありません。気持ちの問題です。
1st Step の重量に関連するのですが、所持重量が重すぎると、まともに移動できない地形なども存在します。
そういう場合、ペナルティとしてヒットポイントが減ることもあり、結果、死に至ることも。↑では激しく到ってます。
というか、この辺はまだ未知数です。鋭意調査中。
† 4th Step †
ようやく、ランタン購入で重い松明を束ねて持ち歩く必要もなくなり
所持重量に余裕もできたので、勇んで3階に下りてみれば、いきなり巨大シラミ大発生。
一匹辺りの攻撃力は微々たるものだけれど、流石に部屋を覆い尽くす数には対応不可能。
たかるシラミ共をなぎ払って、なんとか扉を閉め、上り階段のある側に陣取る。
扉を閉めている限り、シラミ共はこちらに来ることはできない。
扉のこちら側で別ルートを見つけられれば当面の探索は問題ないかも。
そう思って、部屋の中を(皮肉なことに)シラミ潰しに調べたものの隠し扉はみつからず
壁は全て硬い花崗岩で、掘って進むこともできない。
かと言って、一旦2階に戻って仕切り直す(地形が変わるのだ)のも癪な話だ。
無脊椎動物ごときに気後れしたとあっては剣士の名折れ。
そういえば、シラミ部屋には繋がっているものの、まだ確認していない通路があったはず。
意を決して、シラミに食いつかれながらも、そちらに行ってみる。
行き止まり。
落胆しながら先ほどの部屋へ戻り、扉を閉めてシンキングタイム。
安全な部屋の中をうろうろしていると、突然、扉を開け放つ音。何?!
1匹の顔色の悪いブルーゴブリンが、こちらに向かって突進してくる。
そいつは一撃の下に葬ったものの、問題はその後のシラミの群れ。
無尽蔵に現れるシラミ共を切り伏せながら何とか入り口に辿り着き、扉押し込む。
腕はシラミ共の牙で擦り傷だらけだ。ちくしょう。
そうこうする内に腹も空いてきたので、扉を背にして手持ちの食料を貪る。
さて、どうする?
結局、俺は目の前にある上りの階段を選択した。
何はともあれ、命あってのモノダネだ。
剣士の誇り?そんなものは犬にでも食わせちまえ。
解説:
迷宮の中で、比較的頻繁に訪れる危機と言えば、モンスターの大量発生。見る間に増殖したかと思えば、部屋を覆い尽くし、
例え、歴戦の勇士と言えども、その数の暴力に圧倒されることでしょう。その位、大量発生します。そして終わりません。
対処法は、その場から逃げてとっと別の階に行く位しかないのですが、発生場所によっては退路を絶たれることもあったりして。
幸い、大量発生するのは虫や動物ですから、扉を閉めておけば(扉は壊れていない限り、開閉が可能です)ある程度隔離はできます。
そういう意味では、常に退路を複数確保しておくことも重要です。そして、扉はちょこちょこ閉めておきましょう。
知能のある人型モンスターなら、勝手に開けてしまいますが(破壊されることもあります)。
† 5th Step †
武器屋イシル=マクとの値段交渉。
地下5階から命がけで拾ってきたブロードソードを高値で買い取らせるつもりだ。
この品がまた、素人目に観ても、かなりの業物。
試しに自分で装備して(呪いなんてへっちゃらだ!)一振りしてみたが
きっと良いものに違いない。まぁ、今ひとつピンと来ないけど。
凶悪な面構えの店主に、まずは$1000で持ち掛ける。
前回の交渉じゃ数日入店拒否されちまったから
吹っかけ過ぎて、また店を叩き出されないかと内心ヒヤヒヤ。
だが、今回は違った。ヤツも品物の良さがわかってるらしい。
$200。ヤツが最初に付けた値だ。しみったれにしちゃ高額。
これはいけると踏んだ俺は、地味に値を下げていき
イシルの額に血管が浮き始めたのを期に無事、交渉を成立させた。
最終的に落ち着いたのが、$485。我ながら上出来。
ところが、交渉を終えた店主が嬉しそうに高笑いを上げる。
ヤツの見立てじゃ、ブロードソード(+6,+3)だそうだ。なんてこった。
そして、売値は$2553だとさ。 ちっ!
解説:
町の中には幾つかの商店があります。冒険に必要な装備を購入したり、
迷宮で拾ってきたものを売却したりすることができる訳ですが、この時に“値切る”ことができるのです(ゲーム設定によります)。
具体的には、店頭価格が$500の品物に$300を提示→店主は「安すぎる!」と$455を提示→それに対して、こちらは$400→店主は更に値を下げて$421…
と行った感じで交渉を行います。勿論、無茶過ぎる価格($1とか)は相手にされません。
この時、とことん粘れば格安で買えそうな気もしますが、あんまり交渉が長引くと店主が怒り出してしまい、
店から叩き出されることになります。そうなると、しばらくの間(一回の冒険が目安)は店の出入りが出来なくなり
その店で扱う商品の売買は事実上できないことに。この頃合を見極める部分が“値切り”の楽しさです。
ちなみに値切り交渉に影響するのは、キャラクタと店主の種族(店主にも種族があるのです)、キャラクタの魅力、
そして、店主の「貪欲さ」です。店の一つに「ブラックマーケット」があるのですが、こちらの店主はとことん貪欲で
売却時にはとことん買い叩かれます。というか、ここで売る気がしない位に二束三文の買取です。
ただ、ここでしか手に入らない貴重品もあるので、巧く値切れるようにスキルを磨きたいものです。
† 6th Step †
比較的長い探索からの生還。あぁ、空気が美味い。
久し振りに我が家に戻ってみれば、戦利品やらがらくたで散らかり放題。
とりあえず、未鑑定のまま適当に放置していた戦利品を分別することにした。
目利きじゃねぇから、高い巻物を買ってきて鑑定する訳だが
巻物にも限りがあって、鑑定するものを厳選しなきゃならない。
武器屋のイシルを冷やかして、目ぼしい物一通りを見せて値段を付けさせる。
これで、大体の価値は判断できるって寸法だ。
まぁ冷やかしすぎて、また出入り禁止を喰らった訳だが。
ともかく、そうして鑑定する品3点を決めた。
保管してたブロードソード×2、拾ってきたブロードアックスの武器3本。
戦士たるもの、まずは自分の相棒候補を品定めってこった。
生憎、ブロードソードの片方は呪われていたが、もう一本はなかなかの代物。
売り飛ばしたら、そこそこの値が付きそうだ。
そしてもう一本、こいつが予想外の上物だった。
トロルスレイヤーのブロードアックスだ!
こいつを見る武器屋の目の輝きが違うのは気付いてたが
まさか、VS属性付きとは思ってもみなかった。
勿論、これからの相棒に決定だ!
でもまだ、トロルなんて武器屋のイシル(ハーフトロルだが)位しか、見たことない。
まぁとことん、トロルと相性が悪いのは確からしい。
解説:
町の中には我が家があることは 1st Step でも説明しましたが、
ここには冒険で入手した品物を貯蔵しておくことができます。
但し、スペースには限りがあるので、要らないものは極力、売る・捨てる必要があります。
大抵の場合、ここに置いておくものは、入手し辛い巻物や、未識別のアイテム、
役に立つかわからないけど、なんとなくとっておきたいもの、となります。最後が何気に曲者です。
この内、未識別のアイテムは識別を行う必要があるのですが、識別には巻物(高価)を必要とします。
識別しないで店に売ることもできるのですが、そういう場合は足元を見られ、高値が付け辛いことも。
ですが、店に売ったものは識別済みになるので、未識別のアイテムを2つ持っているなら、片方を売って確かめるという手段もあります。
また、上記のように、値切り交渉で未識別アイテムの価値を確かめるというのも有効な手段です。まぁ程々に。
† 7th Step †
引き続き、倉庫整理中。
現状、要らないものの筆頭に上げられる「スメアゴルの像」が捨てるに捨てられず、貧乏性を痛感する。
それから、何なのか良くわからんが「玻璃瓶」という道具も放り込まれてた。
拾った時は、何かを詰める容器かと思ったがそういう訳でもなく
丁度、道具屋にも締め出し食らってたから、売ることもできずに放置してた物。
せっかくだから今回、良くわからないなりに調べてみると、実は灯りが点るらしい。
こないだはランタンを点けたままだったから、気付かなかった訳だ。
しかも、こいつと来たら補給もせずに灯り続けるときたもんだ。
これが噂に聞く燃料要らずの光源って訳か!ヒャッホー!
貧乏性も偶には役に立つってことだ。
まぁ、お陰で、益々もって「スメアゴルの像」が捨て切れないんだが。まったく。
解説:
迷宮探索には、“光”が必要です。
一応、光源が無くても探索はできるのですが、灯りの無い通路は手探り(ぶつかるまで壁が見えません)、
モンスターは何かわからない、暗くて巻物を読むこともできない、など、正常な冒険を行うことが大変困難になります。
場所によっては魔法的な(便利な言葉です)灯りによって、明るい部屋などもあるのですが、ほとんどは暗闇です。
その為にキャラクタは迷宮へ「光源」を持ち込むことになります。
光源は松明やランタンなどが一般的ですが、どちらも燃え尽きてしまうものですから、
燃料の補充を行わなければいけません。つまり、燃料も持ち歩かなければならない訳です。
ということで、松明などは数本、ランタンの場合は油つぼを常備するので、どうしても重量が嵩んでしまいます。
そういう点で、上記のようなアイテムは貴重と言えます。
† 8th Step †
通い慣れた4階にて。
通路を歩いてると何か前方に見えない障害物が。 透明モンスター?
とりあえず、攻撃してみると手応えが有る。
続けて、何かゾワゾワしたものが這い上がる感触。この覚えのある感触は芋虫の群れか。
まぁ、一群れ程度ならば、適当に斧を振り回していれば、すぐにさばけるので無問題。
一旦その通路を通り過ぎ、探索を終えて引き返したところ、またもや突っ掛かるものが“居る”。
しかも、今度は複数のようだ。一歩歩く毎に振り回す斧に手応えがある。
どうやら、大増殖が始まったらしい。まぁいつものこと。
問題は敵が“見えない”ってことだ。
下手に動き回って、「実は」奴らが寿司詰めになってる部屋なんかに入り込んだら
出口が見えていても到達できないもどかしさのまま、あの世行きだ。
ここは慎重に、来た道を引き返すことが先決。
そして、とっとと階段を降りて、このフロアからおさらばだ!
解説:
モンスターの中には、姿が見えないモンスターもいます。
その種類は豊富というか、通常のモンスターへ単純に「透明の」と冠を付けたものが多いですが、
これがかなり怖いものでもあります。どこからともなく攻撃を受けるだけならまだしも
その攻撃が麻痺を伴うものだったり、混乱させられたり、アイテムを破壊されたりすることもあるのです。
見えないということは、逃げるにしても適切な逃走方向がわかりませんし、そこに何匹いるのかも不明です。
とりあえず、狭い通路に逃げ込んで、前後のみを相手にすることも戦略の一つでしょう。
危険を感じたら即行で逃げるというのも、Angband の世界を生き抜く冴えたやり方なのです。
† 9th Step †
少なからずの緊張を抱えてやってきた地下6階。
特に問題もなく粗方の探索を終え、まずは一安心。 なんてことはなさそうだ。
まだ確認していない道を探して見通しの良い通路を引き返していると、後方に気配を感じた。
振り向くと緑色のナーガが、凄い形相でこちらを観ている。
が、ナーガは特にその場から動く気配もなく、こちらとは距離もあったから無視することに。
踵を返して立ち去ろうとすると、頭部に軽い衝撃。続く、シュワシュワという音。…酸だ!
再び後方を確認すると、先程のナーガが二発目の酸の唾を吐き出したところだった。
慌てて逃げ出したが通路は障害物もなく、そして長い。
しかも、ヤツの狙いときたら正確で、ことごとく装備を侵していく。
残り数歩で角を曲がれるとこまで来た頃には、装備はすっかり穴だらけになってしまった。
こないだ新調したばかりなのに、兜も鎧も篭手もぼろぼろだ! ちくしょう!
俺は怒りに我を忘れ、相変わらず吐き散らされる唾を浴びながらも、猛烈な勢いで通路を引き返した。
そうして、怒りの元凶であるヘビ野郎を叩き伏せて落ち着いたとこで
改めて、ゴミ同然となった一張羅を確認して、愕然。
恐らく、本来の半分以下の性能か。裸よりマシって程度だ。
この装備で、果たして無事に帰還できるかどうか。
いや、それよりまずは、遠くで聞こえる何かの雄叫びが
俺に関わりの無いことを祈るばかりだ。
解説:
キャラクタが一度に装備できるものは、近接武器・間接武器・盾・兜・鎧・篭手・靴・外套・指輪×2・首飾り(護符)の11種類です。
この内の「盾・兜・鎧・篭手・靴・外套」が防具に該当しますが、これらのアイテムは敵の攻撃や罠によって、
能力を下げられたり、壊されたりする可能性があります。
防具を侵す最もポピュラーな攻撃は“酸”ですが、特に何も処理を施していない防具ではあっと言う間にボロボロにされて、
傘を忘れて土砂降りに会いパンツまでずぶ濡れになった気分になること請け合いです。
尚、当たり所が悪ければ、装備品以外の持ち物も破壊されることがあります。
巻物、薬などの消費アイテムに限定されているようですが、帰還の巻物(町に戻ることができます)など、
重要アイテムが破壊されたときなどは、そこいら中のモンスターを皆殺しにしたくなります。というか、します。
† 10th Step †
ついに到達した地下10階。
とりあえず、一区切りが付いたことにほっとしつつも
噂では100階分はあるという地下世界。まだまだ、これからだ。
さて、意気揚揚と、しかし慎重に臨んだ10階だったけれど、たいした敵は居ない。
まぁ精々、赤ん坊のドラゴンが居た程度だ。
ヤツだって、今の俺の敵じゃない。それこそ、赤子の手を捻るようなもんだ。カカカーッ(注:増長した笑い)。
何しろ順風満帆のまま、そのままの勢いで11階に進出。
11階の探索も半分を済ませ、薄汚い緑のゴブリン達がたむろう部屋へと入り込んだ。
連中の及び腰を見て、この階にも俺の敵はいなさそうだなと思いながら、暢気に足を踏み出す。
すると、えも言われぬ音と共に、瞬時にして周り中をモンスターに囲まれてしまった。
足元を見てみると、タイルの一角がスイッチになっていたようだ。モンスタートラップか?!
さっきまでの、のんびりした気持ちは消え去って、嫌な汗が背中を伝う。ともかく、通路に逃げることが先決だ。
通路側のモンスターを除去しようと躍起になっているところへ、後ろに居た森エルフのメイジが呪文を唱えた。
途端に視界が暗転。盲目の魔法か!何も見えなくなっちまったぞ!
泣きっ面に蜂も良いとこだが、とにかく通路側へ移動することを考えるしかない。
めくらめっぽうに斧を振り回して活路を開き、一歩踏み出した瞬間。
ざわっ、と空気に流れを感じ、そして訪れた静寂。…周りからの攻撃も止んだ。恐らく今度はテレポーターか。
普段なら性質の悪いトラップだが、今回ばかりは有り難いことこの上ない。
まずは休息して視力を回復し、現在位置を確かめることにしよう。
さっきから“何か”に齧られてるが、なぁに、さっきより悪くなってるはずはない。
解説:
迷宮でモンスター以上に怖いものがトラップです。モンスターは基本的に見えていますし、攻撃を一発喰らったからと言って、致命傷になることは少ないです。
ですが、これがトラップとなると、上記のようにいきなりピンチに陥ることもしばしば。
多種多様な罠が存在する迷宮では、モンスター以上に気を使っておかなければならないと言えます。
実際、トラップ対策としては「トラップ探知」の各種アイテムがありますし、アイテムに頼らずとも、
辺りを注意深く調べながら歩く「探索モード」がありますので(但し、1行動で2ターンずつ消費します)、きちんと気がけておけば、恐るるに足らずです。
ちなみにトラップは解除することもできますので(ちゃんと経験値も入ります)、器用さに自信がある場合は挑戦するのも良いでしょう。
まぁ、解除失敗して引っ掛からなくて良いものに引っ掛かることも多々ありますが。
† 11th Step †
前回の探索で防具一式が破損してしまったので、一通り買い換えることにした。
町の防具屋にはたいしたモノは置いてないが、今着ているボロよりはマシということで、
とり急ぎ、店で買える一番良い物を一揃い物色。
幸い、金はそこそこに稼げてるので無理なく買えるが、勿論、値切りは忘れない。
そして、その場で着替えて、まだ売れそうな装備は売っぱらっておく。リサイクルって訳だ。
ついでに、そこいらの店を冷やかして面白そうなものが入荷してないかチェック。
だが、たいしたものは無さそうだった。もしくは、高くて買えなかった。ブラックマーケットの相場は高すぎだ。
とりあえず、錬金術師の店で「武器ダメージ増加の巻物」を数巻買ったので、
早速、愛用のブロード・アックスを強化してみる。
得物を翳して巻物の呪文を唱えると、刀身が短く輝いた。どうやら成功だ。
3巻使って1度は失敗したが、まぁ良しとしよう。
それから、倉庫に眠ってた「炎のルーン石」もせっかくなので、使ってみた。
結果、「トロルスレイヤーのブロード・アックス(2d6)(+7,+9)<火炎>」が完成!Yo-Ho!
<火炎>属性がどういうメリットがあるのかはさっぱり知らないが、まぁカッコいいから良いのだ!
解説:
装備の破損やステータスの減衰は、迷宮の中では日常的なできごとです。
防具などは、よっぽどのモノでない限り消耗品であると考えた方が良いでしょう。
そんな訳で探索から戻って最初に行うことは装備の痛み具合をチェックして、必要であれば買い換えること。
その際に各店を周って装備品を揃える訳ですが、店の品数や品物は頻繁に入れ替わりますので、
偶に遭遇する掘り出しモノを見つけるのもまた、楽しいものです。
また、同じ商品でも店によって値段が違ったり、店主によって値切ることのできる限界値も違いますので、
高額な品物や巻物などの大量購入の際は、主婦的才能を開花させるチャンスですよ、奥様。
また、買い換える以外の方法として「防具強化の巻物」で修復・強化するのも一つの手段。
防具の性能は[10,+2]([基本防御値,修正値])という形で表されますが、
酸などで受けたダメージはこの修正値が減っていき、マイナスになると店で買取り不可になります。
そこで、再び魔法を掛けて修正値を増加させるのです。
ただ、普通の防具などはそういう手間を掛けるよりは買い直した方が安く付くのですけど。
そして、装備品は「強化」とは別に「属性」を持たせることも可能で、これに使用するものが「ルーン石」です。
この消費型アイテムを用いることで武器防具問わず、様々な属性を持たせることができます。
尚、属性の付いた装備の詳細は今のところ不明ですが、追々明らかにしていきたいと思います。
† 12th Step †
探索中、狭い空洞の中に入った。中には数人のシャーマンが雑魚寝していたが、こちらに気付き、一斉に交戦体勢に。
敵の数はたいしたこともないようだし、ここは一掃した方が後々楽だと判断して、敵の中に突っ込んでみた。
まずは一人、シャーマンを打ち倒し、イケそうだと判断した瞬間、残ったシャーマンが呪文を唱えた。
瞬時にして狭い洞穴の中が、数々の動物達で満たされる。動物召喚魔法だ。
大半は雑魚だが、数が数だけに手こずりそうだ。しかも中には魔法生物も交じってやがる。
そして、よりによって部屋の真中に居たから、八方からの攻撃を受けることになり、流石に気まずい気分。
俺は手持ちのアイテムから使えそうなものを探し、とりあえず「肉体野獣化の薬」を手に取り、飲み干した。
…体の底から闇雲な力が湧いてくる!
とりあえず手近の敵から斬って斬って、斬りまくったものの、さっぱり減る様子が無いところを見ると、
どうやら、隣の部屋からも増援が来たらしい。こりゃ、ちょっとマズイことになってきた。
ぐずぐずしているところへ、少し離れた場所に召喚されていたジャイアント・サラマンダーが火炎を吐き、
足元に落ちていた松明に引火して燃え上がった!そして炎は俺のクロークに!そりゃあ、火達磨さ!
火の手はその後、部屋中に広がり果ては扉にも燃え移って、室内は煙で充満した。
幸い、周りのモンスター達もそのとばっちりを食らって、次々と自滅していったから、何とか退路を確保できた。
ただ、持っていた巻物の幾つかも燃えちまったが。ちくしょう!
ようやく火勢が収まり、改めて火元へ戻ってみると、床は焼け焦げ死体も残らない有様。
勿論、アイテムなんて消し炭って訳だ。あの苦労の見返りなんて、これっぽっちもありゃしない。
まったく、召喚は責任持ってやって欲しいもんだ!
解説:
Angband の世界では様々な魔法が登場しますが、その中に召喚魔法というのがあります。
召喚者によって召喚されるものは様々ですが、今回のように複数種のモンスターを召喚されることもあります。
そして、その中には難儀なモノも含まれている可能性が多々あるので、何かと注意が必要です。
また、モンスターの行動により環境が変化することもあります。
環境の変化はプレイヤーだけでなく、モンスター・オブジェクト・果ては自分の持ち物にまで影響があり、その場の状況が様変わりすることも。
関連して、環境は時間経過で変移しますので、一度通った場所でも何らかの変化が起きていることもあります。
ということで、ダンジョンは常に変化していることを念頭に置いておくことも大事なことかもしれません。
† 13th Step †
地下9階を探索中、暗闇の中を単独でうろうろしているホビットに遭遇。
特に襲い掛かってくる風でもなかったが、移動の邪魔だったので適当に屠る。
通り過ぎた後、どこかで見覚えのある姿だなと思いつつも探索を続けていたが、
ふと思い出して、大急ぎでその死体のところへ戻った。
何処で観掛けたか。そうだ、『我が家』でだ!
我が家に戻る度に忌々しく見ている像のモデル『スメアゴル』じゃないか!
俺が慌てて死体の場所に戻ったのは、勿論サインなんか貰う訳じゃない(第一、彼は既に息を引き取ってる)。
これだけ名のあるお方のことだから、お宝を持ってるに違いない。
早速、死体の周辺を物色してみると、立派なブロードソードを見つけた。
手にとっただけでわかる。こいつは値打ちもんだ!
他には何も拾えなかったが、十分これで元が取れると感じた俺は、とっとと町に戻ることにした。
さて、常備してる帰還の詔の巻物でと……思ったら、巻物がない!
道中で壊されたか?持ってくるのを忘れたか?こんな時に限って、なんてマヌケだ、俺ときたら!
…などと悔やんでいても仕方が無い、とにかく歩いて戻ることにした。なぁに、たったの9階分だ。
ということで階段を探し始めた訳だが途中で空腹になり、
ザックを探ってもう一つマズイことに気づく。食料が残り少ないのだ。
遅消化のアミュレットで、腹が空きにくくはなってるものの、
長いことうろうろしていれば、いずれは腹が空く。それが9階分となると結構なものだ。
今手元にある食料は2つと、スライムモルドとリンゴがひとつずつ。果たして、地上まで持つのやら。
ともかく、途中で食べられるものが見つかることを祈るばかり。
覚悟を決めて数階上がったところ、思っていた以上に階段が見つからず、いきなり食料も尽き始め、焦りは募る。
唯一落ちていたビーフジャーキーのなんと美味かったことか。
命運尽きたかと諦めかけたところに、襲い掛かってきたプリーストから帰還の詔の巻物を巻き上げることができた。
まだ、ツいてる!
そうして、ようやく町に着き、逸る気持ちを抑えて件の品を鑑定してみたところ、これがたまげた一品だった!
その名は『オルクリスト』伝説の名剣としての呼び声も高く、あのガンダルフが持つグラムドリングと対の剣だ。
一介の冒険者の俺が使うなんて、恐れ多いったらない。いや、まぁ使うけど。
まぁともかく、まだまだその力は謎だらけの剣だが、サイコーのアイテムには違いない。
何しろ『スメアゴル』様々って訳だ。こりゃ、毎日でも像に拝まなきゃ!
解説:
モンスターの中には『ユニーク・モンスター』と呼ばれるものがいます。
この場合のユニークは“唯一の”のという意味で、ゲーム中に一体しか存在しません。
ほとんどの場合、通常の同種のモンスターより手強く、沢山の手下を従えている場合もあります。
それまでに知った(遭遇していなくても、何かの切っ掛けで“知る”ことができます)、
もしくは倒したユニーク・モンスターは[~]コマンドで確認できます。
そして、アイテムにも『伝説のアイテム(アーティファクト)』というものが存在します。
これは様々な付加効果を持ったアイテムで、出現頻度が低い代わり、その能力は極めて高い類稀なる代物です。
その名称には「★」が付き(鑑定が必要です)、商店でも高額で取引される(店の有り金はたいてくれます)、言わばプレミア物の一品という訳です。
大抵は上記のユニーク・モンスターが持っており、倒すことで手に入れることができます。
但し、全てがプラスに働く効果を持っているとは限らないそうです。くわばらくわばら。
ちなみにアイテムの品質は、しばらく持ち歩けば気付くことがあり(気付くかどうかはキャラクタのステータスに依存)、
{上質} {高品質} {最高級品} {特別製} などと言った表示が、アイテム名の後ろに付きます。
それを目安に、商店などの交渉で吹っかけるのもオツなものです。
尚、戦闘中に突然閃いたりするので、何が切っ掛けなのかは未だに謎です。当たり所が良かった?
† 14th Step †
地下9階で、急増殖した巨大アマガエルの大群に追い回される。
しかも連中ときたら図体がでかい(狼ほどだ!)だけあって、扉を閉めてもあっと言う間に壊しやがるし、
足元は水溜りだらけで、歩きにくいこと、この上ない!
加えて、逃走途中で巨大モリネズミから毒を食らい、体力は減る一方。
毒もなかなか抜け切れないままに、なけなしの治癒薬で何とかしのいで、逃げ惑う。
たかがカエル如きになんてザマだ。
ともかく、これ以上に状況が悪くならないよう、トラップ探知のロッドでトラップを見つけながら、階段を探し回る。
今の状況でトラップに引っかかったりしたら、それこそ目も当てられない。
ロッドは3本あるから、交互に使っていれば魔力が回復するターンの分は稼げそうだ。
ところが逃げ続けてる内に疲労が溜まって、ふらふらに。
そうして、疲れて気を失っているところを、カエル共に囲まれてしまった!
通路は一本道、逃げ場は無い。しかも視界の限り、カエルに埋め尽くされている。
いよいよ、万事休すか!?
残る手段は帰還の詔の巻物。但し、これは発動するまでに随分と待たされる。
幸い、体力はそこそこに回復していたから、前後2匹のカエルを相手にするだけなら、耐えられそうだ。
正直、こんな浅い階で引き返すのも勿体無いが、命には替えられない。
呪文により周囲の大気が張り詰めていく中、とにかくカエルの攻撃に耐え忍ぶ。
長い長い忍耐の末、俺の体は地上へと引っ張り出された。何とか、生還できたようだ。
本来なら、オルクリストの性能を堪能するはずの探索行だったが、とんだ結末になっちまった。
まぁ命があっただけマシだが。
結局、どんなにいいアイテム持ってたって、ピンチはやってくるってことさな!
解説:
Angband には、沢山のモンスターが登場するのですが、画面上の情報としては本当に色違いの文字だけなので、
その具体的な姿などはわからないと思われがちです。ところが、実はそれぞれのモンスターに詳細な描写があるのです。
それは、「モンスターの思い出」という形で、色々なタイミングで確認することができます。
例えば、魔法や飛び道具のターゲットを決める際に、カーソルをモンスターに合わせて[r]を押せば、
今までに倒した数・姿かたち・経験値・移動速度・特殊能力・平均的な所持アイテム・攻撃手段などなど、
様々な情報を得ることが可能です。もちろん、経験した範囲で(攻撃を受けたことがなければ攻撃手段は知らない訳です)。
尚、一度遭遇したモンスターであれば、例え死体であっても記録されていきます。
標準で透明なモンスターなどは、通常は死体にならないと見えないので、
例え目の前で倒して死体にしたとしても、生きてる時に見てないために、
詳しいことは知らないことになったりしますけど。
それから、魔法を使う手段には幾つかあるのですが、その一つにロッドがあります。
杖や巻物などは使用回数が決まっており、消費するとただの杖になり巻物なら消え失せるのですが、
ロッドの場合は一度使うと(充填中)状態になり、数ターン後にまた使えるようになります。
ずっと繰り返し使えて環境と財布に優しいエコロジカルアイテムという訳です。
ただ、その種類が杖や魔法棒に比べてかなり少ないことと、充填時間が一定でないことがデメリットと言えます。
比較的軽いアイテムなので、充填時間を補う為に数本持ち歩くのが良いかもしれません。
ロッドをじゃらじゃらぶら下げて歩く冒険者ってのもなかなか絵になりますし。嘘。
† 15th Step †
前回の探索で思ったより早い帰還になってしまった俺は、
せっかくなので、手持ちの物品にも更にお宝が眠ってないかを調べてみることにした。
と言っても、鑑定しないままに使ってるアイテムなんて「玻璃瓶」位のもんだが、物は試しだ。
とりあえず、鑑定の巻物で鑑定してみたところ、とある名が浮かんだ。「ガラドリエル」。
どうやら、これは「ガラドリエルの玻璃瓶」だったようだ!
まぁ確かに永久光源ってとこからして只者でない気はしてたが、改めてそのありがたみを感じる。
ただ、あくまで正体が分かっただけ。その詳しい能力について知るには、普通の鑑定だけでは無理のようだ。
幸い、ブラックマーケットで1巻だけ伝承知識の巻物があったので、大枚はたいて購入し、早速調べてみる。
その巻物でわかったことは「酸・電撃・火炎・冷気・水で壊れない」。
そうか、そりゃ良かった。つか、肝心の能力についてはさっぱりじゃねぇか!
仕方ないので、迷宮の浅い階に降りて実地で試してみることにした。
今までも光源として普通に使っていたものだが、正体がわかるとそれはそれで趣きが違うものだ。あれだ、輝きとか。
何しろ、しばらく持ち歩いてる内に(まぁいつもの通りの探索なんだが)、とあることを思い出した。
特殊なアイテムである「アーティファクト」は、始動させることで、その能力を引き出せるのだ。
さーて、始動、……始動? どこをどうやるのかは知らないが、ともかく始動だ!
色々と弄くって、何とかスイッチが入った。
始動した玻璃瓶からは、いつにも増して光が溢れ、あっという間に部屋中を満たした。
なるほど、光の魔法って訳か。何だか、そのまんまで拍子抜けするが、
闇に包まれた部屋さえも全てを照らし出せるのは、厄介な敵を避ける良い手段には違いない。
それに、魔力さえ充填すれば何度でも使えるってのは有り難い。
もう少し、秘密がありそうだが、後はぼちぼちで調べて行くことにしよう。
おっと。そういや、もう一つ鑑定してないものがあった。「『スメアゴル』の石の像」だ。
鑑定の巻物は余っていたから、これも鑑定してみた。もしかするともしかするかもしれない。
ということで鑑定した結果……タダの石の像だったんだが。
まぁ下手に能力があって、100kgを持ち歩かなきゃいけなくなるのも勘弁して欲しい話だ。
それに、今となっては我が家に無くてはならないお守りかもしれない。 鰯の頭も信心から、ってな。
解説:
迷宮で拾ったものは、基本的に詳細が不明です。その見た感じの情報しかありません。
もちろん、その品が鎧であれば、ちゃんと鎧として使用することはできますし、
細かいことを気にしなければ、実際のところ問題ありません。
ですが、得体の知れないものを装備するのもなかなか気味の悪いものですし、
正しく活用する為には、その正体を知る必要があります。ということで、できるだけ気にしましょう。
そこで必要になってくるのが「鑑定」なのですが、鑑定には数種類あり、
具体的な種類、使用回数、修正値、魔力の有無、呪いの有無、特殊能力、などがそれぞれ、または一度に明らかにできます。
この内、鑑定しなくても使っている内に気付くものも幾つかありますので、のんびり使ってみるのも良いのですが、
具体的な数値が表示されるもの(修正値や使用回数)は、鑑定しない限り判明しないようです。
ちなみに上記の「伝承知識の巻物」は特殊能力の一部をランダムに鑑定できますが、
出現頻度が割と低いので、どうでも良い能力を鑑定された時はちょっとムッとします。
更に貴重な全てを明らかにする「*鑑定*の巻物」というものもありますので、
秘密の多そうなアイテムなら、結果的にはこちらが安上がりかも。
それと、ロッドと同じように、アーティファクトの魔力も充填方式です。
充填時間はロッドよりも短い印象ですし、その特殊能力もなかなか強力です。
使いすぎて壊れる、ということは(今のところ)無さそうですので、どしどし使っていきたいものです。
ただ、必ず発動できるとは限らないので、過信は禁物だったり。
† 16th Step †
帰還の詔の巻物が、迷宮の脱出だけでなく行きにも使えることを風の便りに聞き、早速町で使ってみることにした。
さっき引き返したのは地下10階だったから、次はまた同じ階だろうと軽く考えていたら、
今までに進んだ最下層、20階に飛ばされてしまった。いや、待て、心の準備ができてない!
しかも降りてすぐに、“何か”が回り中で騒いでいる。凄い数のようだ。
思わず身構えたが、どうも様子がおかしいことに気付いた。
その“何か”の大群が発する声は、あまりに悲痛過ぎるのだ。
それに苦しみもがく声に混じって、断末魔も次々に上がっている。
大方、群れの中のバカがトラップに引っ掛かって全体がとばっちりを受けてるか、
モンスター同士の小競り合いか、どちらかだろう。
それとも、何か“恐ろしいもの”が居るのかもしれない。ここは20階、ほとんど未知の領域だ。それもありえる。
そう考えると下手に動くことも出来ず、様子を窺ったまま、待機。
しばらくすると喧騒は止んで、迷宮は静寂を取り戻す。嫌な静けさだ。
何はともあれ、玻璃瓶を掲げて、恐る恐る探索を開始することにした。
通路から出ぬように周りの部屋を覗いてみたが特に変わったこともなく、モンスターも巨大な黒いトンボが一匹飛んでいただけ。
どうやら、取り越し苦労かと、安心して部屋の中に一歩踏み出した。
すると、その黒トンボがこちらに気付き、何かを吐き掛けてきた。これは…酸だ!
たっぷりと強酸性の唾液を浴びて、装備が満遍なくダメージ。しかも、帰還の巻物が1つ破壊されちまった!
偏向のシールドだけはその能力で無事だったものの、損害は大きい。
周囲の床までじゅわじゅわと溶けていく中、冷静に手持ちのスリングでトンボを狙う。
命中!一撃の下に倒すことが出来た。
さっきの“何か”の断末魔も、こいつが原因かもしれない。そうなら、連中は床のシミになっちまった訳か。
明日は我が身かと思うと、とっととここからオサラバしたいとこだが、久々の緊張感でもある。
せっかくだから、まぁもう少しうろついてみるとしよう…
解説:
「帰還の詔の巻物」は、迷宮から町へ戻る一番の早道なのですが、
実は迷宮のとある地点までの帰還もできるのです(と言いつつ、情報元は
きりしまさん)。
ということで、そのある地点と言うのが、それまでで一番進んだ階(UnAngband の場合)ということになります。
これは、総階数が100階にも及ぶ UnAngband では非常に重要なアイテムと言えるでしょう。
…まぁつい先日まで私も知らなかったのですが。
迷宮内では、視界に入っていない範囲の描写も、「音」の描写として行われることがあります。
壁の向こう側で「何か」が苦しんだり、呪文を唱えたり、扉を叩き開けたりする訳です。
大抵の場合は自分の傍で起こっている出来事なので、探索の指針にするのもまた、賢い冒険者の選択です。
それと、モンスター同士はそれぞれに行動していますので、お互いの行動が邪魔しあうこともありえます。
それは通路での混戦時に、めくらめっぽうに撃たれる魔法だとか、
狭い部屋での兇悪なブレスだとか、とにかく被害の大きい行動は諸刃の剣となります。
また、影響はモンスターだけに留まらず、壁や扉、床に落ちているアイテムにも及びますので
闘う場所を選ばないと、致命的な被害が出ることもしばしば。
ということもあり、Angband での戦闘は、環境をひっくるめてのトータルな判断が必要だと言えるでしょう。
石橋を叩いて渡る注意深さと、素早く危険を察知する敏感さを磨きたいものです。君子危うきに近寄らずってことで。
まぁ、「虎穴に入らずんば虎児を得ず」ってのもあるんですけど。
† 17th Step †
地下22階を探索中、周囲にオークの気配を感じる。
オルクリストの感知能力により、近くにオーク共がいれば、その動向が手にとるように分かるようになったのだ。
お陰で奴らから奇襲を受けることはまずなくなったし、奴らがこっちに気付く前に危険を避けることもできる。
そして今、扉の向こうには、数十匹のオークがひしめきあっている様子。
どうやら、ここはねぐらのようだ。さーて。どうする?
とりあえず、落ち着いて中の状況を感知してみたところ、
壁の向こうに居る連中の大半は雑魚だと確信した。
奴ら以外のモンスターも居るかもしれないが、この密度ならその可能性は低いだろう。
そうして覚悟を決めた俺は、直前の広間で休憩して体勢を整え、扉を開け放った。
比較的に広い部屋の中には、見渡す限りオークの群れ。
ナイト・オーク、山オーク、丘オークなどなど、揃いも揃って不細工な面を、
一斉にこちらに向けて武器を構えやがった。 戦闘開始だ!
だが、幾ら雑魚とは言え、数十匹が相手となると流石に辛い。
こういう時の常套手段は、通路に陣取り1対1で迎え撃つことだ。
ということで、一旦退却して長い通路まで軍勢を誘き寄せ、手前の方から、ばったばったとなぎ倒す。
後方の掃除は既に済ませてるつもりだが、奇襲に備えて背後の扉は閉めてある。
この階ともなると、扉は開けずに壊すもんだと思ってる連中も多いから、まぁ気休めみたいなもんだが。
孤軍奮闘すること数刻、疲れてふらふらになりながらも何とか敵を全滅させることが出来た。
我に返れば、通路にはオークの亡骸とその“部品”でむせかえるような血と臓物の匂い。
壁や床にもべっとりと血の跡が残る。
そんな地獄絵図の中、死体を掻き分け掻き分け、お宝を探す。冒険者ってのはつくづく因果な商売だ。
ねぐらの方も漁ってはみたが、結局たいした戦利品は得られず、殺戮損だったかもしれない。…まぁいいか。
それにしても、寝てるとこに押し入られて、いきなり殺されたんじゃオーク共も浮かばれまいと思ったりもするが、
まぁ世の中そういう風にできてるってことだ。明日は我が身だしな!
解説:
迷宮内は壁で仕切られているため、通常は視界外のモンスターやアイテムの存在を事前に知ることはできません。
扉の向こうに待ち構えているものが何なのか、その危険度はどれ位なのか、
視界に入るところまで移動して、実際に見えるようにならないと確認できないのです。
ところが魔法の力を借りることで、障害物を無視してモンスターを感知することができるようになります。
感知するモンスターは無制限という訳ではなく、魔法の種類により動物感知・アンデッド感知・邪悪感知など、
感知する対象がカテゴリ単位で分かれます。
例えば、アンデッド感知であれば、スケルトン・ゴースト・スピリット・ゾンビ、といった具合です。
この魔法は巻物や薬、ロッド・杖・魔法棒・装備品の特殊能力など、様々な形で提供されていて、
消費型(巻物・薬・ロッド・杖・魔法棒)の場合は、使った場所から見える(画面に表示されている)範囲の感知ができます。
上記エピソードのように装備品の特殊能力として備わっている場合は、常にその能力が発揮されていて、
キャラクタの周囲に該当モンスターが居る場合は、
普通に見えているのと変わらない情報(名前・状態・位置など)を得ることができます。(攻撃はできません)
何かを消費することもなく、半永久的に使えるので、非常に有用な能力と言えるでしょう。
但し、これにはデメリットもあって、感知したくないような場合でも、装備している限りは見えてしまいます。
例えば、休憩時などは数ターンをまとめて消費することで一気に体力回復できるのですが、
傍に敵が居ると休憩が中断されます。安全のためには大事なことです。
これが感知能力がある場合は、敵が壁の向こうで明らかに安全な場所にいたとしても、警戒態勢になってしまうのです。
耳のいい人がちょっとした物音でなかなか寝付けないのと似たような感じです。
大体、休憩したい時は切羽詰ってる時ですから、非常にイライラしてますので、
不用意に傍にやってくる(壁の向こうの)モンスターが憎くなることこの上無しです。皆殺しにしないと夜もおちおち眠れませんね。
† 18th Step †
オークのねぐらを片付けた俺は、その後たいした危険も収穫もないまま、のんびりと探索を続けた。
そうして長い通路を曲がった先、灯りの無い部屋の入り口で、床が焦げていることに気付く。
室内には生き物の気配はなく、ただ暗闇が広がるばかり。とりあえず中に入って、隈なく調べることにする。
すると、部屋の隅の暗闇に、炎が渦巻いてるのを見つけた。噂に聞く、炎のスピリットだ。
どっちを向いてるかさえも分からないが、徐々にこちらへ迫ってきている様子。
そうこうしてる内に行く手を遮られたので、やむなく戦闘に入った。
が、相手は炎だ。まともに攻撃して当たるのかさえ、わからない。
どこにどう当てたもんかわからないが、ともかくがむしゃらに攻撃してみる。
…お。意外と当たるようだ。そして勿論、反撃も受ける。炎のパンチだ。
この炎が酷く厄介で、装備に次々と燃え移りやがる!しかも、床や壁を焼いた煙で息も絶え絶えだ。
煙を避けながら、どうにかこうにか撃退できたものの、手酷いダメージを受けた。
しかも、ザックの中を調べてみると今回の戦利品「追加攻撃のビークド・アックス(2d6)(+9,+19)(+2)」がぶっ壊されてるじゃないか!
途中で拾った巻物で鑑定までしておいたってのに、なんてこった!!
他にも数品の収穫が炭にされていて、正直なとこ今回の探索自体が無駄に終わる計算だ。ちくしょう!
防具もぼろぼろにされちまったし、これ以上ここに居るのも危険だが、
元の取れてない現状を考えると、このまま引き返すのも癪。
ということで、せめて一矢報いるためにもう少し探索していくことにした。吉と出るか凶と出るか、乞うご期待だ!
解説:
モンスターの中には、そこに存在するだけで環境を変えてしまうものもいて、
焦げた床、溶けた床などは、その存在を知る一つの目安となります。
また、そういうモンスターは大抵の場合、強敵であることが多いため、
ある程度の対策(逃げるとか、逃げるとか)を取ることも大事です。
特に、装備を破壊するタイプの攻撃(酸、炎など)を標準攻撃としているものは、
勝利したとしてもその見返りが損害に見合わないことも多々あります。
それぞれの攻撃に対応した装備をしていない限りは、できるだけ戦闘を避けることが得策です。
まぁそれでも、ザックの中まで対応できるかというと、なかなかむつかしいとこです。
大事なものは、床に置いてから闘うようにすると良いかもしれませんね。…ブレスとかで焼かれる可能性もあるんですけど。
† 19th Step †
ということで、(元を取るための)その後の探索で、またもやオークの集団に遭遇してしまった。
運が良いのか悪いのか、今度は大将『ゴルバグ』直々のお出ましだ。
こうしてこっちが休んでいる間も、血まなこになって俺を探してるのが手に取るようにわかる。
お陰で、さっぱり回復に集中できねぇ。くそったれめ。
まぁ、ねぐらを全滅させちまった訳だから、そりゃ怒りもするだろうが、よりによって今来られると分が悪い。
それでも、もしかするとこれで元が取れるかも、という期待もあり、
ある程度の体力が回復したとこで、奴らの軍勢を待ち伏せすることにする。
オーク共が来るであろう通路に先回りして周囲の部屋を片付けてから、入り口付近に陣取る。
程なく、奴らが到着した。頼むから、元取らせてくれよ!
だが、思った以上に苦戦を強いられる。考えてみりゃ当たり前だ、普段の半分程度しか防御力が無いんだから。
それでも何とか持ち堪えてみたが、ついに『ゴルバグ』が出てきた。
奴ときたら幾ら斬っても致命傷とならず、しかもやる気満々だ。どう転んだって、ジリ貧の状態。
こうなったら、三十六計逃げるにしかず。ひとまず場所を移して、体勢を整えよう。
幸い、奴らは足が遅いから、距離を離しつつスリングで攻撃できる。魔法の鉄弾、思い知れ!
行き止まりの小部屋でまたもや小競り合いになり、それなりに体力も戻ってたので肉体野獣化の薬で殺戮モードに。
ふと我に返れば、取り巻き共の数もだいぶ減って『ゴルバグ』との一騎打ちとなった。
いい加減、戦闘が長引いてることもあって、流石に向こうも体力の限界に達している雰囲気。勝てそうだ。
幾度か剣を交えた末、ついに『ゴルバグ』が恐怖に駈られて逃げ出した。
こちらもあと数撃で息の根が止まるとこだったから、起死回生のチャンス。すかさず、スリングで一撃! 仕留めた!
後は、散り散りに逃げていく雑魚共を片付けて、ようやく落ち着くことが出来た。
まぁそんなこんなで、またもや死体を漁って戦利品を調達する。
ただ、どうもロクなものを拾ってる気がしない。
鑑定するまでは、はっきりとわからないが、あまり期待はしないでおこう。
ともかく今は、一刻も早く太陽を拝みたいもんだ……。
解説:
ユニークモンスターは、時として同種の大群を率いている場合があります。
ユニークモンスター自体がかなり強力であることに加えて、雑魚とは言え群れで来られたら、
戦い方を間違えると致命的なことになりかねません。
自分の有利な状況へ誘い込み、いつでも退却できるように後方確認は怠らないようにしましょう。
大群との戦闘で一番辛いのが疲労です。どんな雑魚でも、相手にするだけでスタミナを消費します。
疲労がピークに達すれば数ターン気絶してしまいますので、
例えダメージを受けてでも、疲労回復に励む方が良い場合もあります。
何しろ、周り中を敵に囲まれてても休息をとるってのはなかなか男気溢るる感じですし。
それから、間接攻撃について。 通常、武器は直接攻撃用と間接攻撃用の二種を常備できます。
そして、間接攻撃武器はそれだけでは機能せず、弾となる何かが必要です。
その弾の種類は間接攻撃武器によって変わりますが、
スリングなどは投げる為にバランスが取られているものなら、大抵射出できます。薬ビンとか油つぼもOKです。
また、魔法ボーナスは武器と弾、それぞれに付加できますので、更に強力な攻撃を行うことも出来ます。
ちなみにヒットした弾でも、壊れない限りは再利用可能です。迷宮生活の基本はリサイクルですよー。
† 20th Step †
帰還の巻物で最前線に一気に行くようになってから、装備をボロボロにされることがやたらと増えた。
その所為でやむなく帰還が早まり、実入りの少ない(しかも命懸けの!)探索が続いた為、懐が寒くなってきた。
そういう訳だから、しばらくの間は浅い階で金を稼いで装備を整えることにした。
1階から徐々に降りていき、3階までのんびりとした探索行。いや、もうピクニック並だ。
そんな感じで多少だれつつ、4階に到着した際、異変が起きた。
階段を降りて一歩踏み出した瞬間、落とし穴に落ちてしまったのだ!
よりによって、落とし穴にはスパイクが敷き詰められていて酷い傷を負っちまった。
しかも毒まで塗ってある始末。
仕方なく、傷と毒が癒えるまで、その場でじっとしたまま休息をとった。
今更ながらに、トラップ探知ロッドを振ってみれば、ご丁寧に階段の周囲に罠が仕掛けてある。
とりあえず罠を解除しようとしてみたが、巧く指が動かない。
あんまり気にしてなかったが致命的に不器用になってるみたいだ。
何度も失敗するもんだから、結局あきらめて別のルートを周ることにした。
その後も、やたらとトラップに遭遇し、どうやらこの階をコーディネートした奴は、
とことん陰湿な性格だろうと言うことが窺い知れた位で、収穫はさっぱり。
気を抜くと、いつでも瀕死になりかねない、迷宮の怖さを、改めて思い出した。
まぁ、それ位の歯応えが無きゃ、今度は退屈で死んじまうさな。
解説:
キャラクタは何らかのダメージを受けても、その驚異的な治癒能力でみるみる内に体力回復できるのですが、
毒や傷を受けている場合には、行動の度にHPが減っていきます。休息していても減ります。
それでもしばらくすれば、毒や傷も自然に治癒できるのですが、いつまで経っても治らないことが多々あります。
傷はその度合いによって、かすり傷・傷1・傷2・傷3…と表記が変化し数字が大きいほど治りにくくなっていて、
体力がある内は無理矢理我慢して治せますが、そうも言ってられない場合には、薬に頼ることに。
但し、そうそうタイミングよく治癒薬が落ちている訳でもなく、かと言って常備しておくにも嵩張ってしまうので、
その辺の見極めをしつつ、所持アイテムを選択するのが日常です。
尚、治癒効果は薬だけでなく、杖やキノコなどでも得ることができます。
杖などは一本で複数回使えますので、迷宮で拾ったらいざという時のため、大事に取っておきましょう。
…まぁ、大抵はケチって自力で治すことの方が多いんですけども。
† 21th Step †
12階にて、シャーマン(の死体)からノームのシャベルというものを頂戴した。
試しに使ってみると、これがすこぶる掘り易い!
今までは『オルクリスト』で全てをまかなっていたから(何だか罰当たりな気もするが、掘れるんだから仕方ない)
、当然と言えば当然な感触なのだが、
何しろ、専用道具となると掘れ具合も一味違う。しかも疲れ辛いときたもんだ。
早速、壁の向こうでうろうろしてるオーク共が気になって仕方ないので、
比較的に柔らかい壁を選んで、オーク共の方へ掘り進んでみることにした。
まぁ、あてずっぽうだが、この先に部屋があるのは間違いない。
サクサクと壁を掘り進み、快適な使い心地に慣れた頃、崩した壁の先に貧相なオークが一匹、顔を出した。
慌てて斬りかかったものの、これがさっぱり効いていない。攻撃が当ってるにも関わらずだ。
こんな浅い階で、思わぬ強敵が?!と思ったものの、手元を見て気付いた。今手に持ってるもんはなんだ?
すぐさまオルクリストに持ち替えたが、次の瞬間、今まで気付かなかったオーク共の気配を感じた。こりゃ大群だ!
しかも群れの中には一匹だけ毛色の違うオーク、『Gorgol the Butcher(肉屋のゴルゴル)』も居るようだ。
だが、所詮は12階の住人。たいした敵でもなかったから、即座に殲滅できた。
ただ、その強さに応じてか、ゴルゴルはたいしたものは持っちゃいなかった。まぁ、期待はしてなかったが。…ちっ。
ところで、一つ気が付いた。オルクリストを持たなければ、オーク共は気にならないんじゃないのか?
今度からは、手ぶらで休むことにしよう。それがわかっただけでも収穫ってもんだ。
解説:
採掘に使える道具はシャベル、つるはしなどが基本ですが、武器でも壁を掘ることができます。
但し、その採掘性能はどうしても専用道具には劣ります。
また、採掘道具にもダメージと命中率があり、武器としての基本性能を持ってはいますが、
こちらも武器として使うには厳しいものです。
故に、採掘用と戦闘用を持ち替えながら、探索を行うことになる訳です。割と面倒くさいです。
なので、上記のようにオルクリストで掘ってたのですが。
アーティファクトやエゴアイテムなど、特殊能力を持つアイテムは、装備しなければその能力を発揮することはありません。
ですので、機能して欲しくない能力があるなら、その該当アイテムを装備解除しておくと良いでしょう。
ただ、それが武器だったりした場合は、奇襲に対応できるようにしておくことも大事です。
装備にも1ターン掛かりますから、いきなり目の前に現れるようなゴースト系や、透明モンスターには重々ご注意。
焦って、薬ビンなんて装備して(実は装備するだけなら、何でも装備できます)しまった日には、目も当てられません。
† 22th Step †
13階。その数字の所為か、降りた瞬間に不吉な気配。この部屋は呪われている気がする。
試しに数歩歩いてみると、「カチリ」と音がして何かを踏んじまった。
幸い即座には何も起こらなかったのだが、慎重に辺りを見回してみると、そこ、ここにトラップがあるようだ。
慌てて、トラップ探知のロッドを降ってみる。……おいおい、トラップだらけじゃねぇか!
とりあえず、見つけたトラップを避けて、探索を続行。
部屋の隅に居たモンスター数匹に喧嘩を売りに行ったところ
どこからか笑い声が聞こえ、オレを中心に周り中がトラップだらけなった!
勿論、足元の床もトラップ。即座に発動したそれは、毒ガスだった!
不幸中の幸いで周りに居たモンスター共も、とばっちりを受け、免疫の無い連中は即座にあの世逝き。
さっき聞こえた笑い声の主も、断末魔を上げていたようだった。何しに来たんだ。
ともかく、毒ガスの領域から離れようと一歩踏み出せば、勿論そこもトラップで、スパイク付きの落とし穴。散々だ。
何とか這い上がってから、毒消しのキノコを食い、周りのモンスターを片付け、休息して傷を癒し、ようやく一安心。
いきなりの仕打ちに気も滅入るが、気を取り直してフロアを見回してみると、そこら中の壁から、お宝の気配。
早速、周りをうろつき調べてみると、思った以上に鉱脈だらけだった。
しかも、アダマンタイトやルビー、サファイアなどなど、高値で売れるものばかり。
捨てる神あれば拾う神ありとは正にこのことだ。さーて、ノームのシャベルで掘りまくるとするか!
解説:
室内に初めて入った際には、まず部屋の様子が、キャラクタ主観で語られます。
大抵はあんまり気にするほどのこともなく、実際に意味はなさそうなのですが、
偶に上記のように怪しげな状況になることもあって、侮れません。というか多分偶然ですが、縁起を担ぐのも大事です。
但し、一部のメッセージには、その階にあるアーティファクトの有無を知らせる可能性もあるとか。
それと、モンスターのブレスやトラップから作り出されたガスは数ターンの間、
周囲に残って持続した効果を発揮します。
ガスの成分は毒・酸・煙と色々ありますが、特に気を付けたいのはやっぱり酸。
不用意に酸の霧に巻かれようものなら、尻の毛まで抜かれる勢いで装備を侵されます。
マゾヒストでない限り、橙色の床(溶けた床)には近づかない方が身の為です。
† 23th Step †
この階はこの上なく素晴らしい感じがする! 初挑戦の25階にて、幸先の良い予感だ。
それでも、今まで到達した最下層になる訳だから、気合を入れて一歩を踏み出した。
だが、さしてメリハリもなく探索は中盤戦。宝も見つからない代わりに、厄介な敵も居ない。
アシッド・ハウンド、ファイア・ハウンド、クリア・ハウンドにブリンク・ドッグなどなど、
様々な一癖ある犬共がところ狭しと現れたドッグショー並の前の階に比べたら、まぁ楽な環境だ。
だが、このまま収穫もなしに探索を終えるのは避けたいところ。何か出て来い。頼むから。
そんな焦りが出始めたところで、煙の立ち込める部屋が目の前に。
部屋の中からは痛みでキャンキャンと吼える声。
煙の合間から見える松明は、燃え尽きんばかりに燃え盛っているようだ。
これは、もしかすると、もしかするか?
若干の期待を持ちつつも、煙の中に飛び込むほど馬鹿ではない。
とりあえず、通路の側から様子を見ていると、突然目の前に炎の渦が巻き上がった。ファイア・ボルテックスだ!
初めて遭遇したこともあって引け腰に戦ってしまったが、難なく倒すことが出来たので、煙が晴れてから改めて部屋に入ってみる。
しかし淡い期待にはそぐわず、部屋は丸焦げの状態。ファイア・ボルテックスがダンスでもしていたようだ。
その後、その部屋から続く数部屋を回ってみたが、どこもかしこも床が焼け焦げていて、収穫無し。
ここいらは、ファイアボルテックスの散歩ルートなのか。
結局何も見つからないまま、護衛を連れたウルク『ルグドゥシュ』に鉢合わせして、小競り合い。
生憎、コイツもたいしたモノは持っちゃいなかった。ちっ。
それでも諦めきれずにとにかく歩き回っていたら、今度は難敵シェードに追い回されることに。
ジリジリと生命力を吸い取られ、しかもこちらの攻撃はさっぱり当たらない。
何とか倒せたものの、結局2レベル分の生命力を吸い取られ、ほうほうの体で逃げ帰ることになった。
帰還の魔法で引っ張りあげられながら思ったんだが、
最初に感じた「この上ない素晴らしさ」は、あの渦巻きが全部燃やしちまったんじゃないだろうか。
いや、そう考えなきゃやってられない。あぁ、付いてない!ちくしょう!
解説:
22th Step で書きましたがフロアの雰囲気というのは意外に重要で、
そのフロアにあるアイテムの有無に関する目安となることもあります。
但し、あくまで目安なので、実際に存在するかは運次第。
上記のような嬉しいメッセージが出ても結局何も見つからなかったり(見つけられなかったり)、
逆にロクなメッセージが出なくても、良い物が見つかることは多々あります。
占いみたいなものだと割り切る方が良いかもしれません。『今日は何かイイコトあるかも!ラッキーカラーはピンク!』みたいな。
モンスターの特殊攻撃には様々なものがありますが、その一つに「生命力を吸い取る」というのがあります。
いわゆる「エナジードレイン」です。この攻撃を受けると生命力=経験値を減らされます。
勿論、経験値が減ればレベルも下がることになり、総合的に弱まってしまうため、非常に難儀です。
「生命力復活の薬」で、減らされる直前の経験値まで回復することはできますが、
減らされてから回復するまでの間に稼いだ経験は全て無駄になってしまいます。
モンスターの特性を見極めて、危なそうな奴とは距離を置いて付き合いましょう。
† 24th Step †
突然だが、旅に出ることにした。思い立ったが吉日だ。
まずは町で身支度して装備を整え、長く歩くことを見越してたっぷり腹も満たす。
そうしてブラックマーケットで買った「水晶城への地図」を片手に荒野へ。
どんな冒険が俺を待ってるかわからないが、まずは意気揚揚と旅立ったのさ。
が、道中は特に苦も無く、むしろ拍子抜けする位にあっさりと水晶城へと到着した。
水晶城は氷の壁に閉ざされた迷宮で、そこかしこに高低差があり、場所によっては地形を見渡せたりもするようだ。
敵はと言えば、真鍮の猿共が次々と襲い掛かってくる位で、そいつら以外はほとんどモンスターもいない。
何だか気抜けしながら氷壁の合間を歩いていたら、ふと足を踏み外して氷の裂け目から下の階へまっ逆さま。しまった!
幸い怪我はなかったが、昇り階段を探してさまようことに。
ここもたいした敵はいないし、氷壁以外には何にもない。
まぁ、時々完全な行き止まりなもんだから、氷を掘って進む苦労があった位か。
そうそう。この氷の壁が曲者で、掘るのは簡単なんだが掘った後を通ると、
鋭い切り口の所為で必ずどこかを引っ掛けて怪我しちまう。致命傷にはならないが、何だか気に障るんだ!
そんな厄介な迷宮に悪態を突きながらうろうろしてる内に、いつのまにか、見覚えのある地形に辿りついた。
こりゃ、アングバンドの迷宮じゃねぇか?
試しに帰還の巻物を使ってみると、案の定引き上げられた先はいつもの町だった。
一体、どこをどう流されてきたのかは謎だが、つまりは無駄足だったってことか。ケッ。
まぁ、まだ地図は手元にあるから、今度はもっと慎重に行動することにしよう。まだ、元も取れちゃいないからな!
解説:
「地図」を持っていると、Angband の迷宮以外のダンジョンへ出掛けることができます。
手順としては、地図を持って町の中で階段を上がる([<])コマンドを使うだけなのですが、
一つだけ条件があって、それは「満腹」であること。長旅はお腹が空きます。
ともかく、そうやって別のダンジョンへ旅をすることになるのですが、
そこに辿り着くまでのフィールドがある訳ではなく「無事に旅を終えた」と一言あるだけです。
素っ気もなにもあったもんじゃありませんが、ダンジョンに重きを置いてるからこその簡略化でしょう。
到達した先には、Angbandの迷宮では見られなかったような地形が登場し、いつもとは違った探索を行えます。
例えば上記の氷の壁などは、鉱物の壁に比べたら掘るのは大変容易ですが、
掘ったところを移動する時にダメージを受けるというペナルティがあります。
極小さいダメージですが、調子にのって掘り進むとあっと言う間に瀕死、という事態になりかねません。
初めて行く場所では、おとなしく様子を見ることが肝要です。
ちなみに、うろうろしてる内にいつのまにか Angband に戻ってしまうのですが、
これってバグだったりするのでしょうか。それとも仕様?
水晶城では時々メッセージも化けたりするんで、なんとなーくぁゃιぃんですけども。
† 25th Step †
短い旅から戻り、再び Angband の迷宮で過ごす日々。
今回は地下26階にて、ウンバールの『アンガマイテ』に遭遇。陰気なヌーメノール人だ。
周りには取り巻きもおらず、試しに手合わせしてみたところ、それほど強い訳でもない。
勝てない相手じゃないと感じ、本腰入れて交戦状態に入った。
ところが、実はそれほど楽な相手じゃなかった。奴が呪文を唱えた瞬間、記憶がふっ飛んじまったんだ。
と言っても自分の名前まで忘れた訳じゃないが、この場所までの道筋やら、今装備している防具一式の詳細を忘れちまったようだ。
件の『アンガマイテ』は多少苦戦したものの何とか倒せたが、記憶は相変わらず霧の中。
道順はともかくとしても、得体の知れぬ装備が気持ち悪い。
いいものを装備してる気はするんだが、一体どんなものだったか思い出せやしないんだ。
それでも特に支障はないんだが、やっぱり素性の知れない装備のままってのは耐えがたく、
一端、帰還して鑑定しなおすことにした。
町に戻ってから、店を転々として「魔力測定の巻物」と「鑑定の巻物」を買い集め(要らぬ出費だ。くそっ)、
装備を一つ一つ鑑定していく。
あぁ、そうそうこれは、等と思いながら一通りの装備を「思い出し」、
巻物が数本余ったので、ついでにザックの方を鑑定しようと漁ってみたら{特別製}のガントレットが。
鑑定の結果、★ガントレット『パウアハッハ』だった!ウォウ!
あのヌーメノール人から獲ったものかはわからないが(お陰で未識別だらけだったし)、
とりあえず良い物が手に入ったってことで、今回は御の字だ。今度は忘れないよう、銘でも刻んでおくか?
解説:
敵が使う魔法には色々な種類のものがありますが、比較的に特殊なものに記憶消去というものがあります。
ダメージを受けたり、ステータスが下がったりと言った直接的な被害は無いと言えば無いのですが、
上記のようにアイテムの効果がわからなくなると、例えサイズは同じでも、
何だか他人の上履き履いたみたいな居心地の悪さを感じますので、つい鑑定しなおしてしまいます。
まぁ鑑定せずとも効果に違いはないようですので、気にしない方は全然OKでしょう。
ただ、劣化されたりしても、どの位の性能が落ちてるかは確認できませんが。
尚、{特別製}のアイテムは忘れることはないようです。(追記:{特別製}も忘れるようです。但し、一度知った能力なら次からは鑑定するだけで全てわかるようです)
ちなみに、ゲーム中に時々登場する固有名詞は、基本的にJ.R.R.トールキンの作品中に登場するものです。
興味のある方は
中つ国用語辞典で調べられるのも良いかと。
色んな意味で素晴らしい辞典です。
† 26th Step †
ついに到達した地下30階。
ここから先は、モンスター共が格段に兇悪になるという噂もある。
一つ、気合を入れて行くとしよう。
そんな、シリアスな面持ちで臨んだ30階だったが、特別な敵も出てこず、
気合も空回りかと内心ほっとした頃、悲劇は起こった。
長い通路の途中、見えない何かに触れられた瞬間、世界の様相が一変した。
見えないものが見え始め、見えているものもどんどん歪んで行く!
目の前に一瞬だけ見えたゴーストの亜種は次の瞬間にはプリーストに姿を変え、
そしてまた、コウモリへと変化し、そうかと思えば、美味そうな食料へ。片時も姿が整わない。
どうやら、俺は幻覚を観ているようだ。
幸い、混乱脱出のキノコを持っていたから、すぐさま噛り付いたが、回復してもすぐに「何か」の攻撃を食らって、再び幻覚地獄へ。
しかも、その「何か」の攻撃力は随分と高く、見る間に体力が削られていくのだ。
何とか回避手段を見つけようとザックを漁るが、ぐるぐると回る視界じゃ、巻物も読めやしない!!
逃げようともがいても、その先にまた「何か」が立ち塞がる。延々と続く夢幻の世界。
そうして、ビスケットに噛みつかれ、俺の冒険はついに終わったって訳だ。
解説:
Angband の迷宮は地下深く延々と続いているのですが、
一つの区切りとして100階に事実上のラスボス(と書くと随分安っぽいですが)が居ます。
そして、そこまでの道程で、30階が一つの節目となっていますので、
それより上の階で十分な装備を整え万全の体勢で臨むことが不可欠です。
まぁ、いつのまにかもっと深いとこまで行ってた、というのはありそうな話ですが、
ダンジョン生成がランダムであるが故、運の要素が多大に絡んでくることも確かなのです。
そして、今回の致死要因である混乱・幻覚ですが、混乱は操作と実際の移動方向が対応しなくなるため、
狭い通路などでは実質的に身動きが取れなくなります。(一応、攻撃はできます)
また、混乱している間は巻物が読めなくなるので、緊急脱出も難しいのです。
加えて、幻覚は視覚にも影響を与えるもので、画面上の壁・床などのオブジェクト以外のものが全て
まともな状態では見えなくなります。
具体的には、実際と違う文字が表示されたり、そこに無いものが表示されたりするのですが、
それが1ターン毎に変化するので、とてもまともな対応は望めません。
手軽な回避手段はキノコや薬で治癒することですが、大抵の場合は傍に混乱発生原因がありますので、
あまり意味はないかもしれません。一番良い方法は、混乱を防ぐ装備を身に付けることでしょう。
浅い階での死亡原因の上位に位置する「混乱」ですから、売ってあればできるだけ購入することをオススメします。
と言いつつ、売ってあるの見たこと無いんですけど。
§ Intermission §
以上で人間の戦士による冒険記は終わりです。
ここから下は、キャラクタが変わり、コボルドの盗賊による新たな日記となります。
尚、Angband では死んでしまったキャラクタは即座に墓に埋められるので、レベルや装備を引き継いだりすることはできません。
(オプションで変更もできますが、“詐欺(cheat)”扱いになります)
† 27th Step †
Angband の迷宮に潜り出してから、数日が経ちました。最初は戸惑うことも多かったけど、
最近はだいぶましになってきました。
それに、そこそこのスキルも身についてきたと思うので、そろそろ深い階に挑戦です。
と言っても、精々5階位ですけど。
最初はこわごわと周っていた5階でしたが、それほどの脅威もありません。
ちょっと気が大きくなってきたところで、群れで眠っているジャッカルを見つけました。
ジャッカル程度なら苦労せずに倒せますが、群れだとちょっときついかも。そこで、一計を講じました。
寝ているジャッカルの周りに罠を仕掛け、逃げられなくしておいて
その後、その包囲の外から石を投げて攻撃するっていう寸法です。我ながら、恐ろしい作戦です!
何はともあれ、拾ってきた木の枝やモンスターの死体を使ってちょっとずつ、罠を設置します。
4つほど仕掛けたところで、ジャッカル共はまだまだぐっすりと寝ているようでした。順調順調。
ところが。
落とし穴を仕掛けている最中、うっかり足を滑らせ仕掛けた穴に落ちてしまいました。
しかも、仕掛けはそれだけで終わらず、穴の中に熱湯が注ぎ込まれます。
殺す気満々です。誰だ、こんな仕掛けしたのは!って、僕なんですが。
とにかく、落ちてダメージ、熱湯でダメージ、しかも、熱気で逆上せて混乱です。
それでも何とか穴をよじ登ったものの、今度はいい加減気付いたジャッカル達に襲い掛かられます。
まだ頭は混乱したままなので、無我夢中で四方八方に攻撃し何とか耐えました。しんどいです。
何とか落ち着いたとこで、さっきの穴を見てみれば、すっかり熱湯温泉が出来上がっています。
泉質に期待はできなさそうですが、嫌なことは忘れられるでしょうね。チッ。
ともかく、罠の設置は危険と隣り合わせだということを改めて感じた僕でした。盗賊も楽じゃないです。とほほ。
解説:
ゲーム開始時に、プレイヤーキャラの種族とクラス(職業)は様々なものから選ぶことができます。
そして、それぞれのクラスにはその内容に応じた能力が備わっている訳ですが、
盗賊の場合はその能力の一つが「罠の設置」です。
基本的にどのクラスでもドアに対してくさびを打ち込み、開かないように固定することができるのですが、
盗賊の場合は(条件はありますが)好きなところに好きなアイテム(なんでもOK)を使って、罠を設置できるのです。
この場合、設置される罠の種類は使用したアイテムによってある程度決まりますが、
ランダムなことも多いので、コレ、と決めて設置できる訳ではないのが残念なところ。
また、罠の設置・解除は経験値が入りますし、どんな屑アイテム(モンスターの死体など)でも罠になりますから、
どんどん作ってどんどん解除することで経験値を稼ぐことができます。そりゃもう、落ちてるものはフル活用です。
但し、罠の設置は失敗することもあり、致命的なダメージを被ることもしばしば。
場合によっては即死することもあります。(流石に即死はバグのような気もするのですが)
それと、罠は複合的なものもあり、様々な追加効果をもたらす、ある種の魔法的な要素も持ち合わせるので、
魔法の使えない盗賊には非常に心強い味方となりえます。…ただ、常に諸刃の剣なのですが。
† 28th Step †
10階で沼地を探索中、ランタンが泥に浸かって消えてしまい、
巻物も一つ使い物にならなくなってしまいました。
生憎、油つぼの予備もなく、僕らコボルドは夜目がきくと言っても、真っ暗闇ではどうしようもありません。
とはいえ、この状態で10階分を登るのも大変なので、手探りで通路を確認しながら、とりあえず探索を続けてみます。
ところどころの明るい部屋で一息入れつつ、油つぼを求めてうろうろしていると、
ホビットの『スメアゴル』に出会いました。何度か噂話には聞いたことがありますし、
良い物を持ってるという話も聞いてます。つまり、獲物って訳ですね。ワフー!
早速、狩りを始めたんですが、彼ときたら素早くて狙いが定まらず、しかも明かりがないので一苦労。
必死に追いかけて行き止まりに追い詰め、どうにかこうにか仕留めることができました。
わくわくしながら、そのみすぼらしい死体の付近を探ってみたところ、硬皮ブーツが見つかりました。
見つけてすぐは期待外れだったのですが、よくよく見てみればなかなかの品物のよう。早く町に帰って鑑定しなくちゃです!
ということで、その後に幸いにも油つぼが見つかり、どうにかこうにか無事に町に持ち帰ることができました。
ただ、鑑定の巻物がどの店にも品切れで鑑定することができないので、せめて魔力測定の巻物でとりあえず魔力だけでも測定してみました。
そうして見えたのが『[2,+2](+3)』 そこそこの能力です。
プラス修正が付いてるということは呪われていないということですし、
後ろの(+3)が何の能力なのかは実際に履いてみないとわからないので、早速履いてみました。
すると、何だか体が軽くなった感じです。実際、動作も機敏になったかも。これはスピードの上がるブーツだったようです。
地味な効果ではありますが、盗賊としては非常にありがたいアイテムです。これでもりもり行けますよー!
解説:
地形に発生する様々な効果は装備品や所持アイテムにも及ぶことがあり、
ただ歩いただけでも、アイテムが使い物にならなくなったり、劣化したりすることがあります。
それはトラップや魔法、ブレスの残存効果のみならず、単純な水溜りや沼などでも起こりえます。
それに気付かず、沼に入ったままでランタンを補充し、次々と浸水させて油つぼをムダにしないよう、
メッセージはきちんと読むようにしたいものです。…気をつけます。
尚、種族によっては、暗闇で生物が見える赤外線視力(インフラビジョン)を持っています。
これは真っ暗闇でも、相手が温血生物であればその姿が見える能力で、
実際に明るくなる訳ではないため、壁やその他の物については直に触らない限り見えません。
種族毎にその効果範囲が違っていて、遠くまで見える種族なら、灯りがなくてもそこそこ安全に歩けます。
光源の無い非常時にはなかなか重宝する能力です。(アイテムでまかなうこともできます)
拾ったばかりのアイテムは未識別状態なので、その能力を知るためには鑑定が必要です。
そして、その鑑定用の巻物も*鑑定*、鑑定、魔力測定、魔法解析、魔法感知、呪い感知、伝承知識と様々な種類があります。
一応、鑑定の杖などもありますがレアですし、魔法を使えるクラスしか使えません。
そういう訳で、ほぼ巻物の力に頼ることになりますが、巻物が常に町で売ってある訳でもないので、
手に入る巻物で調べられる範囲で調べたり、自宅に保存して後から調べることになります。
財布に余裕があるならば、巻物を買いだめしておくのも賢い冒険者のやり方です。ビバ、買占め!
† 29th Step †
最近は比較的深い階層まで降りてるので、帰還の詔の巻物が必需品となっているのですが、
先日はその巻物がお店で品切れだったので、仕方なく持たずに出かけました。
まぁその内拾えるだろうという、甘い考えです。
ところが。
12階まで降りても帰還の詔の巻物は1つも出てこない上に、モンスター達に食べられて食料が底を突いてました。
それでもどこかに帰還の詔の巻物が落ちてるかもと、毒キノコや毒薬なんかも食べながら、地味に動き回りました。
でも、バックパックの中も中途半端な戦利品でいっぱいいっぱいだし、装備はもう酸と劣化でぼろぼろだし、
モンスターの攻撃で体調も悪くなる一方で、どうしようもなくなり、結局、長い道のりを歩いて帰還する羽目に。とほほ。
という、前回の反省を踏まえ、今回はお店に並んでたこともあって帰還の詔の巻物を持って行くことにしました。
まずは一本目の巻物で一気に12階まで。
さて、うろつこうとした矢先、レッド・ウーズにいきなり帰還の巻物を燃やされました。
いきなり萎える展開ですが、無いものは仕方ないので、
せめて元を取るべくうろうろとうろつくことに。…もしかして、落ちてるかもしれないし。
と思いながら隈なく探索した結果、それなりに戦利品も集めることができたんですが、
相変わらず帰還の詔の巻物は見つかりません。Angband 全域で品切れ状態ですか?
そんな感じの地味探索の途中、狭い部屋の中に居たゴブリンの大群を何とか全滅させたところ、
部屋中にアイテムが散らばることになり、いちいち拾って調べるのも面倒なので、偶々持ってた魔法感知の巻物を使ってみました。
すると、ホワイトドラゴン・スケイル・メイル{最高品質}が落ちてるじゃないですか。ワフー!
とりあえず、これで十分元は取れたし、一旦町に戻ることにしました。
前回同様12階分ではありますが、足取りの軽さは数倍です。さーて、地上までがんばって歩きますよー!
解説:
コボルドの特殊能力に生まれつきの耐毒属性というのがあります。
これは全ての毒に免疫があり、絶対に毒状態にはならないというものなので、
敵の毒属性の攻撃はもちろん、服毒まで無効化してしまいます。
ということで、コボルドにとって毒キノコや毒薬は普通の食料と変わりが無く、
それに伴って解毒薬もただの飲み物として扱えます。
その結果、食料の幅が増えるというのは、迷宮では非常に在り難いことです。
お店の在庫は流動的で、必ずこのアイテムが売ってある、という訳ではありません。
それが帰還の詔の巻物ならばまだ良い方で、光源に使う油つぼが無いとか、
食料が品切れということも偶にあるので、資源がある時にまとめ買いして、
我が家で貯蓄するというのも一つの方法です。備えあれば嬉しいな。
尚、在庫は時間の流れによって変化していきますので、
地下1F辺りを一巡りしてくれば、それなりの品揃えになってるかもしれませんね。
† 30th Step †
だいぶ迷宮生活にも慣れてきてる今日この頃です。
今日は20階を探索してたんですが、思わぬところでオークのすみかに出くわしてしまいました。
幸い皆さん睡眠中だったので、その脇をすり抜けて行ったんですが、
端のほうに居たオークの方が気付かれまして、いきなり戦闘開始です。
囲まれたら一大事と、ともかく狭いとこへと通路に移動したのですけど、
音を聞きつけて次々とオークが押し寄せてくるではありませんか!
しかも、ある程度さばいてから逃げ出そうと思ったとこへ、親玉登場です。
オークの隊長『シャグラト』が眠そうにやってきました。
起き抜けとはいえ、かなり強そうです。むしろ機嫌悪そう。
さっきからのチャンバラで体力を消耗してて、とても相手できそうにありません。
ザックの中身に思いを馳せ、使えそうなアイテムを探します。が、…ありません。なんてこと!
多分、大急ぎで逃げれば逃げ切れる気もしますが、この先にもっと厄介な敵がいて挟み撃ちに遭う可能性もあるのです。
ともかく、ここでオークの方々を足止めしなくちゃ!
ということで、思い付くのはトラップの設置。
ただ、通路は暗くて罠が仕掛けられません。でも安心して下さい、僕。
こんなこともあろうかと、光のロッドを常備していたのです。我ながら、用意周到です!
とにかく手持ちの要らないアイテムで足止め用のトラップを仕掛けてから後ろに引き、
さっき倒したオークの死体を拾い集めて更にトラップを密集させます。
これで、とりあえず体力回復できるだけの余裕はできました。
隣の部屋の物陰で体力を全快してから、オーク部屋の別の入り口からアタックです。
罠を仕掛けてる方の入り口で親玉は待ってるので、こっちの守備は手薄でした。
それでも、僕の小さい体では沢山のオークとの持久戦は厳しく、
引き返してはトラップで足止め、体力回復して再び戦闘、やばくなったら全力で退散、トラップで…の繰り返しです。
そうして、長い戦闘にはなりましたが、最終的に隊長と一対一に持ち込んで、勝利を収めたのでした。
トラップが無ければ、とてもそんな余裕はなかったなぁと思うと、トラップが仕掛けられる自分を褒めて上げたい気持ちです。
まぁ、戦利品がロクに無かったのが痛手と言えば痛手ですけど。
解説:
盗賊は隠密行動能力が高く、寝ている敵を起こさずに仕留める(いわゆる、バックスタブやハイドインシャドー)ことも可能なのですが、
現在プレイ中のコボルドは、とある理由によりすぐに敵に気付かれてしまいます。その辺についてはまた、いずれの日に。
大群と戦闘する場合、できるだけ切り分けて戦うことが大事ですが、それでも一対多ですから、どうしても消耗してしまうものです。
そういう時は一旦退却するのが吉ですが、大抵の敵はどこまでも追い掛けてきますから、どうにかして「まく」必要があります。
テレポート系の巻物などはその一番手っ取り早い手段ですが、消耗品ですし常に携帯するのも難しいところ。
ところが、盗賊には罠設置という能力がありますので、罠の材料さえあれば、いくつでも足止めできると言えます。
但し、罠を仕掛けられる土地は普通の地面で明るいこと、という制限がありますので、
それをクリアできるように、環境を整えたり、場所を選んだりする必要があるのです。
加えて、罠に使うアイテムを確保しておく必要もありますので、トラップを絡めた攻略は正に下ごしらえが命といえるでしょう。
コツコツ型でいきたいものです。
† 31th Step †
本日は、ネクサス・ハウンドに因果混乱の呪文で飛ばされ道に迷ったり、
未判明の巻物を読んだらレベルテレポートで天井突き破って上の階行ったりと、
あちこちに飛ばされてます。
そんな風にうろうろしていたら、バラド=ドゥアのハーフ・オークの隊長『グリシュナハ』に見つかり、
追い掛けられる羽目に。勝てる気がしないので、応戦しながらもとにかく逃走です。
トラップで足止めしたかったんですが、手持ちに罠ネタがなく、付近も片付いていてネタ確保できません。
となれば、とにかく戦いやすい場所をと、迷宮を右往左往することになります。
そこであきらめてくれれば良いのに、彼ときたらとにかく追ってくるのです。
そうして逃げ込んだ通路で前からきたダークハウンドから挟み撃ちです。絶対絶命!
幸い、今回はテレポートの巻物を持参していたので、ここぞとばかりに使ってみました。用意周到とは正にこのことです。
そうして、別の静かな場所に瞬間移動し、とりあえず現在位置を確認します。
どうやら、かなり離れた位置に来たようです。ここまでは追手も来ないでしょう。
体力を回復してから準備を整え、もう一度グリシュナハに挑むことにしました。売られたケンカはできるだけ買う主義ですよ。
まずはトラップ素材の為に、出会うモンスターを片っ端から倒して死体を持っていきます。
途中、取り巻きのオークたちがいたので適当な通路に罠を作りまくってみました。
しばらくすると次々と断末魔が聞こえてきます。何とも、心地よい音です。ワフッ。
そうして護衛の頭数を徐々に減らした後、グリシュナハが居るであろう場所へ再び赴きました。
彼は相変わらずその場に居て、こちらに気付くと凄い剣幕で近付いてきます。
ここでもう一度戦えばさっきの二の舞です。
それにテレポートの巻物も無いので、今度は逃げることもままなりません。
でも、実は勝算があります。
僕がおもむろにザックから巻物を取り出して読み上げると、全身に魔法的な防護膜が形成されました。
そう、シールドの巻物です!これでダメージは格段に減ります。
グリシュナハは純粋な武闘派ですから、直接ダメージさえ抑えられれば何も怖くありません。へいちゃらです。
ただ、この効果はそう長く持つ訳でもないので、とにかく短期決戦で仕留めたいところ。
結局、戦闘の途中でシールド効果は切れ、敵を叩き伏せた時にはこっちも倒れる寸前でした。
あとは残ったザコを片付けてお宝発見!と息巻いてたんですが、ほとんどがトラップで昇天してました。
楽と言えば楽なんですが、なんかちょっと物足りなーい、みたいなー。
解説:
モンスターはそれぞれに性格があり、敵を発見したが最後、死ぬまで追い掛けてくるものから、
自分のテリトリーを侵されなければ何もしないもの、こちらとは関係なしにうろうろしてるものなど、
様々な行動パターンがあります(モンスターの思い出で確認できます)。
特にユニークモンスターは大抵の場合、延々と追い掛けてくる上に速度も速かったりするので性質が悪く、
特殊な手段がない限り、逃亡はかなり面倒です。勝てないと思ったら、とにかく階段に向かって移動しましょう。
三十六計逃げるにしかず、です。
敵の基本移動パターンでは罠があると極力避けますが、場合によっては無理に通って引っ掛かることもあります。
特にプレイヤーキャラを追い掛けている時など、よほど罠が連続していない限りはむりやり通ってきますので、
1マス飛びに罠を配置することで、通っても良い気持ちにさせて、次々と罠に掛けるという戦略も。
但し、罠は基本的に地面に設置するタイプなので、飛行系のモンスターや壁を這うモンスターには効き目がないため、
過信しすぎると足元を掬われます。それに、罠で倒しても経験値も入らないのも玉にキズ。
† 32th Step †
怖い位に順調な探索が続いてる昨今ですが、ついに我が先祖が息絶えた30階へ到達しました。
そして、着いていきなり、水蒸気の立ち込める部屋が傍に。
勢い余って蒸気で混乱しまいましたが、即座に薬で回復できたので、とりあえず、その部屋から出て数部屋先まで一目散です。
いつのまにか、森オーガが追っかけてきてましたけど、彼らは足が遅いので追い付かれる心配はなしでしょう。
そこそこ広い部屋に出たので、そこまででちょこちょこ拾った死体やアイテムで罠を周囲に仕掛け、部屋の隅に陣取りました。
やってきた森オーガは罠で躊躇してたので、無理にやってきた奴から倒していけば、体力なくても何とかなりそうです。
そうして、残り一匹、というとこで、周囲にいきなりブロンズ・ドラゴンバッドの群れ!
どうやら、仕掛けた罠の中に召還トラップがあったようです。それを森オーガが踏んでしまったと。
こりゃやばい!と思いまして、すかさず、ホワイトドラゴン・スケイルメイルを始動して、ドラゴンブレスで殲滅です!ワフー!
降りてほとんど時間も経ってないのに、何だかドラマチック〜。
と、期待と不安に胸膨らむ僕でしたが、その後は特に危険にさらされることもなく、
待っていたのは地味な戦利品と地味な探索でした。
若干の意気消沈と共に、そろそろ戻ろうかなと思い始めたとこで、森ジャイアントに出くわしました。
それまでに幾度か出会ったこともあったので、強敵ながら倒せない敵でないことも知ってます。
実際、辛めの戦いでしたが、倒せたのでほっとしてると、もう一匹、ひょっこり現れました。
今度は逃げつつの辛勝です。そうしたら、次々と色とりどりのジャイアントが湧いて出てくるではありませんか!
しょうがないので、罠で防衛線を張りつつ、持久戦にもつれ込むことになりました。
バカで耐久力のあるジャイアントは罠なんて無理矢理通ってきますから、罠も二重三重に必要です。
足止め用に罠を仕掛けまくったら、あっと言う間にタネが底を尽きました。
それでも、罠を乗り越えてやってくるジャイアントをさばきつつ、迷宮のあちこちから死体やら屑アイテムやらを拾い集め、
更に罠を敷き詰めていきます。
そうして、結果的に部屋の半分を埋め尽くした罠で、大抵のジャイアントは途中で力尽きるのであります。
僕はその罠の海のこっち側で、地道にロッドを振って死に損ないの処理に励むのですが、
時々魔法を使って来る奴もいるので、油断はできません。
ともかく、そういう地味な戦略が何とか実を結び、奥の詰め所から沸いてくる全てのジャイアントを倒すことができました。
実際のとこ、戦利品らしい戦利品はなかったのですが、あれだけの数のジャイアントを相手に生還できたことが、
何よりの収穫だったんじゃないかと思います。やったよ!ご先祖様!
解説:
罠の種類はそれなりに多く様々な効果を及ぼしますが、プレイヤーが仕掛ける際の罠の種類はランダムで、
その種類を特定することは基本的にできません。但し、一部のアイテムは仕掛けられるトラップが決まっており、
ある程度狙って仕掛けることも可能ではあります。ただ、同じ種類の罠でも発動する効果が複数あるので、
常に同じものを仕掛けることはできないと考えた方が良いでしょう。
そういう訳ですから、場合によっては罠の発動でプレイヤー側がピンチになることもあります。
上記の召還トラップ以外にも爆発トラップに巻き込まれたり、ガストラップでいぶされたりしますので、
できるだけ罠から離れた位置にいる事も大事かもしれません。親は無くとも子は育ちます。
ちなみに、ドラゴンスケイルメイルは★が付いていませんが、アーティファクト扱いのようで、
アーティファクトと同じく、始動すれば、その属性に応じたブレスを吐くことができます。
かなり強力な装備ですので、★が付いてないからって反射的に捨てないようにしましょう。
† 33th Step †
何かと気忙しい探索が続いたので、今日はのんびり町で休息です。
何はともあれ、散らかりっぱなしだった我が家の整理整頓をして、要らないものを売ったりしました。
その際、使い道がわからずに放置してたルーン石がごろごろ出てきたので、試しに適当なアイテムに適用してみました。
ところがやっぱり、幾つかのルーン石はなんとなーくその効用がわかるんですが、きちんと鑑定しないとわからないものが大半なので、
適用してみても今ひとつ謎は深まるばかり。 しかし、案ずることはありません、僕。
今回、幸いなことに伝承知識の巻物が数巻あったので、ルーン石適用済みアイテムに隠されたままの秘密を、
明るみに出していくことにしました!
ということで、まずは既に装備している「麻痺知らずのアミュレット<召還>」から。
<召還>という言葉のかっこよさに惹かれてついつい適用してしまったものの、
具体的な効力がわからないままに今日まで過ごしてきましたが、今ココにその真の力を目の当たりにするのです!ワフッ!
ともかく、ちょっと期待しながら巻物を使ってみると…「それは装備するものにエキサイト・モンスターを引き起こす」…だそうです。
ギャー!
どおりで!どおりで、モンスターの皆さんが僕の周りだとハッスルすると思ったら!
目が合っただけでハウンドに追い掛けられまくると思ったら!決して僕が犬顔だからって訳じゃなかったんだ!
思いも寄らぬ効果に愕然としつつ、今までの自分の冒険を省みたりして切なくなりましたが、
幸い、耐麻痺属性の装備は他でまかなえるので、そのどちらかと言うと呪われ気味なアミュレットは破棄することにしたのでした。
その後、試しに迷宮入りしてみたら、ほとんどのモンスターの皆さんが睡眠中で、なるほど、これが隠密能力なのだなぁと気付きました。
僕ってダメな盗賊じゃなかったんだッ!
解説:
Angband のバリアントにはそれぞれの特徴があり、UnAngband での特徴の一つとして「ルーン石」があります。
ルーン石は、それ単体では機能せず、アイテムに適用することでその効力を発揮します。
適用されたアイテムは「カットラス(1d7)(+0,+0)<酸>」のようにアイテム名の後ろに適用したルーン石の名前が付加され、
同種のルーン石を一つのアイテムに複数適用することで「<酸2>」のように数が増えていきます。
その適用個数に応じて効果が変化するルーン石もありますが、違う種類のルーン石を適用するとそれまでの効力はリセットされます。
また、特定のアイテム(剣・薬・指輪・アミュレット・魔法棒など)とルーン石の組み合わせではアイテムが明るく輝いて名前が変わり、即座に効力が判明する場合もあります。
ただ、1個だけでは意味の無いルーン石も多い上に、その具体的な効力は鑑定しなければわからないため、
実戦向きな効力を探すのはなかなか一苦労だったりします。
それにマイナスの効果を及ぼすルーン石もありますので、安全のため、ルーン石のテストは地上で行われることをオススメします。
効力の詳しい内容を知りたい方で自分で調べるのは面倒、という方は
こちらのスポイラーを参考にされて下さい。
地味に調べた結果ですが、それなりにお役に立てるかと思われます。
† 34th Step †
最近は30階付近をうろうろしてます。
というのも、これ以上深く潜るには装備がどうしても貧弱で、
能力を下げられまくっては逃げ帰る日々が続いたので、これはしばらく修行せねばな!と思った次第です。
そんな感じで通い慣れてきた32階なのですが、今日はちょっと様子が違います。
通路の壁から沁み出したオイルで床までひたひたの状態で、ランタンを点けるのも恐ろしい感じです。
ここでファイア・ボルテックスなんか出てきたら火達磨だなーと思ったものの、
幸い、全ての通路がぬるぬるしている訳ではなかったので、地味に探索を続けてみました。
途中、焼け焦げた床が続く通路があり、危険が危ない気持ちでしたが、
案の定ファイア・ボルテックスが踊り狂ってました。
オイル床で出会わずに済んだことをほっとしつつもあんまり近付きたくはないので、
手持ちのロッドコレクションからアイス・ボルトのロッドで攻撃です。そりゃもう一撃必殺。ワフー!
煙が治まったところでその先に歩いて行くと、今度はゴブリンの集団を発見です。
ランタンは点けていないので、まだこちらには気付いていないようです。
しかも連中の居る場所ときたら、オイルたっぷりの危険地帯。
うずうずしながらロッドを握り、ファイア・ボルトを集団の中央に向けて発射!ノーマーシーです。
次の瞬間、通路は燃え上がりゴブリン達は炎に飲み込まれました。
次々にうめき声と断末魔があがります。何とも心地よい響き!
ダメ押しで光のロッドを一振り二振り、邪悪なる生物達は光と炎で次々と浄化されていくのでした。
そんなこんなでうろうろしていたら、呪わしき者『ウルドール』に遭遇です。
相変わらずのオイル地帯で戦ったところ、かなりの苦戦を強いられましたが、何とか辛勝できました。
でも、戦利品は拾い上げる前にオイルに飲み込まれ、手に入らず。とほほ。
落胆しながら歩いていると、今度は床が抜けて階下へ落下してしまいました。泣きっ面に蜂もいいとこです。
しかもマズイことに今回、帰還の詔の巻物は破壊を避けるため、
安全そうな部屋、つまり、今はもうそこに辿り着く手立ては皆無となってしまった階上の部屋の中に
厳重な罠を仕掛けて全て保管してきたのです。
という訳で久々に大ピンチな状況です。僕は生きて朝日を拝むことができるのでしょうか?!
解説:
Angbandにおいて、地形はただの通路の仕切りという訳ではないことは、既にご承知のことと思います。
プレイヤーのアクションに応じて、様々に変化するその地形は時として敵にも味方にもなり、
地形を利用することで、不利な状況を覆すことだって可能です。もちろん、その逆も然り。というか、寧ろ逆の状況が頻繁ですが。
何しろ、危なそうな場所には近付かない、というのが大事。夏休みのしおりにも書かれてる普遍的な注意事項ですね。
敵はそれぞれに属性とそれに見合った耐性を持ち、攻撃の種類によって与える効果が増減します。
その対応は炎属性のモンスターには冷気で大ダメージ、暗闇属性には光で、などシンプルなものなので、
とりあえずアタリを付けて攻撃してみることです。それに一度攻撃して効果が薄いことがわかれば、
それ以降は「モンスターの思い出」で確認できるようになりますので、
初見でなくても相手の属性がわからない時は、まず確認してみましょう。
ちなみに深いところに居るユニークモンスターは大抵の攻撃に耐性を持っていますので、それなりの対策をオススメします。
逃げるとか。逃亡するとか。トンズラするとか。
† 35th Step †
落ち込んだりもしたけれど、今は元気です。
ということで、地下33階、帰還の詔の巻物無し、という状況は相変わらずですが
何とか上がった地下32階にて、テレポートの指輪{呪われている}を見つけました。
これはランダムなタイミングで同じフロアをテレポートさせられるアイテムなので、
普段なら捨て置くところですが、今は状況が違います。
闇雲に歩き回って消耗するより、適当にテレポートした方が階段を見つけられる可能性は上がるかも。
都合の良い事に解呪の巻物も落ちていたので、早速装備して呪いを解きました。
これで、いつでも外せるようになるので、階段を見つけたら指から外せばOKです。我ながら、ナイスアイディアです!
ところが。
そうそう上手くテレポートできる訳もなく、同じところを行ったり来たり、
果ては敵の真っ只中に放り込まれ、次のテレポートはナシのつぶて。
役に立たないアイテムはどう使っても役に立ちません。怒りを込めて指輪を投げ捨てる僕でした。
そうして、正攻法でひたすら階段を登り続け、28階まで上がったところで、
流れ込んでいた海水で食料の半分をダメにしてからは、ひたすら飢餓との戦いになりました。
持ち物を減らして体力の消耗を防ぎ、敵との戦闘はできるだけ避け、
鉱脈を見付けても掘るのはグッと我慢して、泉を見つけてはお腹一杯に水を飲み、どんなキノコでもストックしておきます。
そうやって、命をギリギリで繋ぎながら、何とか25階まで到達したところで、ついに!
frightの死体から転がり出したそれは、今まで見つけたどんな宝よりも素晴らしいものでした。
帰還の詔の巻物が、これほどまでに輝いて見えるなんて!
とまぁ、そう言った訳で無事に町に戻れました。
いつもは犬顔の僕に冷たい町の人も、ちょっとだけ暖かい気がしました。
解説:
テレポートは特に法則性も無く同じ階の中でランダム移動させられる呪文ですが、
基本的にマイナス要素の呪文であり、その行き先やタイミングを操作できないため、
敵に対して使う以外には使い道がないと思います。
なので、装備品にテレポートの魔法が掛かっていれば、かなりの確立で役立たずと言えるでしょう。
ただ、体力・食料共に余裕があり、どんな敵にも対処でき、
フロア全体を適当にうろつきたい時には割と重宝するかもしれません。そんな状況があればの話ですが。
ちなみに呪われたアイテムの呪いを解いても壊れてしまうことはなく、その効力も残るので、
通常アイテムと同じように扱うことができますが、
わざわざ{呪われていない}と銘を打たれ、以前は呪われてましたよ、とほのめかされるため、
呪いアイテムと同様に店で売ることはできなかったりします。
Angandにおいてほとんどの行動はエネルギーを消費します。
ヒットポイントとは別扱いのこのエネルギーは、キャラクタの腹具合として表され、消費と共に満腹→(なし)→空腹→飢餓と変化します。
具体的な数値が画面上で確認できないので、自分なりのアタリを付けてその状態を探ることになります。
そうして、エネルギーを回復するのは基本的に食料なのですが、薬やキノコ、水など、口に入れるものなら何でもOKです。
ですので、迷宮にある泉など、飲用に適した水であれば、腹いっぱいに飲むことで飢えをしのぐことができる訳です。
どんなに強くなろうと、飢餓には勝てません。
Angbandに於いて、常に何らかの備えを蓄えておくことが、何よりの生き長らえる方法と言えるのではないでしょうか。
まぁ、何でも食べられる丈夫なキャラに育てるのも方法なんですけどね。
† 36th Step †
持ち替えて常用してたアーティファクト武器の片方がいつのまにかなくなってて、ちょっとへこみ気味の昨今です。
それはそれとして、だいぶ深層に潜ることもできるようになりまして、本日は41階までひとっ飛びして、ぼちぼち探索開始しました。
なかなか良いフィーリングを感じたので、若干の期待があったんですが、
ある程度の範囲を周っても特に収穫もなく、やる気も減退する一方。
しかも奥に水源でもあるのか、一部の通路がすっかり水路になってて、そのまま進むのも難儀そうな状態です。
仕方ないので壁に穴を掘って進んでみたものの、行き着いた先からまた水が流れ込み、食料が一つデロデロに。
慌てて引き返し、濡れて困りそうな巻物と食料を置いてから、再び探索に赴くことにしました。
そうして、腰まで水に浸かりながら狭く長い水路を行き、しばらく進んだとこで突然前が開けたのです。
そこは見渡す限りの水面。さざなみの立つ地底湖でした。
ところどころに深いところがあるものの、基本的には歩いて移動できたのですが、
モンスターも居ないし、宝なんて期待できるはずもなく、これまた意気消沈。
それでも、元を取ろうとうろうろした結果、奥まった小部屋の浅瀬で最高級なセスタスを拾った程度で、収穫らしい収穫はなし。
落胆しながらびしょ濡れでさっきの部屋に戻ってみると、これまた落胆する結果が!
なんと、小部屋がほとんど床上浸水していたのです。
どうやら、さっき掘った穴の方から流れ込んだ水が原因のようです。なんてこと!
もちろん、床に置いていた巻物と食料は全滅です。これはもう、 死ね ということですか。
水に浸った床の上でしばらく放心してましたが、絶望しててもお腹は空きます。
ともかく水浸しになったこの階の探索はあきらめ、上の階へ上がることにしました。
幸い、傍のまだ乾いている部屋に登り階段があったので、そちらへ行ってみると、
メイジ・重装戦士・レンジャー・パラディンのパーティがキャンプ中でした。
すっかり食料を無くして飢えた野獣の目をしている僕としては、
彼らの持ち物が全て食料なら良いのにと思いながら、寝てる間に殲滅させて頂きました。
そうして周囲を物色してみると、レンジャーの持ち物の中に、なんと帰還の詔の巻物があるじゃないですか!
嬉しさに飛び跳ねんばかりの気持ちでしたが、もしかすると浸水する前の部屋で、
このレンジャーが拾ってくれたのかもしれません。ありがたいことです。
せめてものお礼に彼の亡骸を丁重に埋葬(罠設置)して、帰還の詔の巻物を読み上げたのでした。
解説:
Angband において、迷宮を構成するオブジェクトは完全に固定のものは外周の壁以外に存在しません。
それはプレイヤーやモンスターの手によって、もしくは時間によって逐次変化していきます。
ですので、常に安全な場所というものは存在せず、ふと気付けば危険にさらされていることもしばしばです。
上記の場合のような水や火、煙などは時間によってその規模を変化させ大抵の場合はプレイヤーに損なのですが、
上手く操ることができれば、これほど強い味方もないでしょう。
モンスターの種類によってはアイテムを拾うことがあります。
それは主に人型のモンスターですが、落ちていて拾えるものならば考えなしに拾います。アイテムに限らず、仲間の死体とかも。
特に大型のモンスター(トロルなど)は運搬量が多いため、
倒したと同時に大量の屑アイテム(プレイヤーが捨てたものとか)を周囲にばらまくことがあり、
割と鬱陶しかったりします。要らないものは逐一破壊しておくのも良いかと。(自動拾い機能が便利です)
ちなみに呪われたアーティファクト({恐ろしい}もの)を拾うことはできないようです。
† 37th Step †
その七色に輝くウロコを持つ古代のドラゴンが、どんな攻撃をするのかと思ってたら、
吐くブレスまで七色で、もうこちらなんて青色吐息な僕です、こんにちは。
ということで、相変わらず難儀な冒険してますが、今回初遭遇した古代万色ドラゴンさんは随分と芸達者な方で、
稲妻・火炎・冷気・毒のブレスで、もてなしてくれた上に、魔法まで使ってくださいまして、
幾つかのアーティファクトのお陰でそれなりの耐性があったから良いものの、かなり瀕死な感じでした。
幸い、移動速度がほんの少し僕の方が速かったので、体力が減ったらぐるぐると逃げながら回復しつつ、
どうにか勝利を収めることができたのです。生憎、彼の指輪コレクションに僕の欲しいものはなかったので、収穫はなしですが。
その後も探索を続け、粗方の部屋を巡ったので、
次の階まで行ったら戻ろうと思いつつ階段を下りたものの、さほど良い感じもしません。
とりあえず、隣の小部屋を冷やかしてみたところ、何だか嫌な気配。
ふと振り向いた暗闇から黒い巨体を震わせた、古代ブラックドラゴンが現れました!
僕は即座にこれはマズイと思いまして、手持ちの一巻だけの帰還の詔の巻物を遠くへ投げました。
次の瞬間、周りには酸っぱい臭いが立ち込めます。酸のブレスです。
間一髪、虎の子の巻物を溶かされなかった訳です。危ないところでした。我ながら危機一髪です。
さて、唯一の帰還手段を手放してしまった以上、
目の前の敵を倒さないことには、帰れそうにないので一戦交えることにしました。
装備は全て耐酸性だし、先ほど古代万色ドラゴンを相手にした自信もあり、ブラックドラゴン程度ならちょちょいのちょい、
なんて思ってたんですが、これが意外と強敵で、戦況もちょっと不利な感じに。
このまま戦っても何とかなりそうですが、若干ジリ貧気味なので、いちかばちか、手持ちの未判明の巻物を読んでみました。
すると、凄まじい閃光と共に周囲の風景が一変。ブラックドラゴンも消し飛びました。
巻物は*破壊*の巻物だったようです。助かったー!っと思ったのも束の間、
巻物の威力は凄まじく、さきほど放り投げた帰還の巻物も激しくとばっちりを受け消し飛んでいたのです。ギャー!
ということで今度は、43階からの長い長い帰還の旅が始まるのでした…。とほほ。
解説:
迷宮に巣くう数多のモンスターの中でも、ドラゴンはかなり厄介な部類に入ります。
強靭な体力、理不尽な移動速度、そして何より強力なブレスを持つ彼らは、
ベビー[d]、ヤング[d]、無印[D]、古代[A]の順で強さを増す訳ですが、
それなりの装備がないと、例えベビーでも舐めて掛かると危険です。
そして、その見返りと言っては何ですが、彼らはたくさんのアイテムを所持しているので、倒してみる価値はあるかと思います。
尚、ドラゴンに限らず間接攻撃を持つモンスターは見通しの良い場所で逃げ回ると、
必ず間接攻撃で追い討ちしてくるので、付かず離れずで戦うか、狭い場所で隠れながら戦うのがベターです。
その際、持久戦で自然回復をしながら戦えれば良いのですが、
自然回復は自分ばかりでなくモンスターも同様に適用されますので、
できれば体力回復する手段や、急速回復するアイテムを持っておいた方が何かと安心です。
基本的なアイテムは何らかの理由で壊れることが多々あります。
特に食料・薬・巻物は何かと壊れやすく、火・水・電撃・音などなど、ちょっとした原因で破壊されるデリケートな代物です。
ですので、明らかに壊されそうな状況では手元から放しておくことも必要です。
ただ、それで安全かと言うと、寧ろ危険なこともあるかもしれませんけども。
ちなみに免疫属性のアイテムを持っていれば、かなりの確立で破壊を防ぐことができるようです。
一応、巻物やルーン石で防火・防水などの特殊加工をすることができますので、
大事にしておきたいアイテムにはそれなりの処置をしておくのも良いかもしれません。
あんまり、防水加工の食料とかは食べたくないですけどね。
† 38th Step †
本日は、アンデッドだらけのフロアに迷い込みました。
右を向いても左を向いても、陰鬱で沈痛な面持ちのゴースト達がはびこっていて、
もうそこに居るだけで死にたい気分になること請け合いの世界です。
それで易々と死んでしまう訳にもいかないので、アンデッドの天敵、★バリエのバトンを振り回し、
バッタバッタとなぎ倒します。
そうすると、いつもなら通路が血まみれになり、死屍累々となるのですが、
実体のないアンデッドなので、残るものは彼らの持っていた巻物ばかり。
血生臭い経験に慣れてしまった僕としては、何だか不思議な感じです。
そうこうしてる内にアンデッド達の本拠地に辿り着いてしまい、
ドラコリッチ、マスターリッチ、ドレッドマスター、冥界レイスなどなど、錚々たるメンバーが揃い踏み。
先ほど拾ったアンデッド退散の巻物もさっぱり効かず、
例え、★バリエのバトンがあると言えども、体力が持ちません。
耐性装備がそれなりに整ってるお陰で致命傷になることは避けていられますが、
徐々に体力も削られて行き、回復手段も少なくなってきたので、
これ以上の戦闘はもう無理と判断し最終手段、虎の子の*破壊*の巻物を発動しました。おりゃー!
閃光と轟音と共に周囲の地形は激しく脈動し、一瞬で迷宮は廃墟と化しました。
お陰で窮地は逃れられたのですが、これをやると戦利品がほとんど期待できないのが辛いとこです。
んで、遅れてやってきた残党を地味に片付けてたんですが、
結局一番面倒だったのは、異常繁殖しはじめた巨大黒檀アリなのです。
超自然の力には対抗できても、自然の力にはなかなかままならないのでした。とほほ。
解説:
各フロアは生成時に何らかのテーマがあるようで、
フロアによっては特定種のモンスターが大挙して押し寄せてくることがままあります。
そういう場合、対抗できる武器があれば寧ろ楽に戦えておいしいのですが、
そうでない時にはとことん苦戦を強いられることも覚悟しなければいけないでしょう。
特にデフォルトでステータス減少系の特殊攻撃をしてくるモンスターの大群は、
例え雑魚でも、それなりの防御手段を持っていない限り、脱出不可能な状況に置かれることさえあります。
例えば、ピンク・ベトベト、ピンク・ウーズなどは腕力減少の攻撃をしてきますが、
これで腕力が下げられると、攻撃力ばかりか運搬力も落ちるため、今現在装備している鎧の重さにも耐えられなくなり、
速度が減少します。かと言って、装備を解除すれば、あっと言う間に奴等の餌食です。
例え、その時は楽勝な相手でも、その後のことを考えて逃げることも考慮しましょう。死んで花実が咲くものか、ってね。
† 39th Step †
本日は地下47階からの延長戦で48階の探索です。
47階で大量の戦利品を入手していたので、適当に周ってとっとと帰るつもりだったんですけど、
所持品に啓蒙の薬があったもので、この際使って自分の置かれてる状況を確認してみました。
そうすると、色々と気になるところも出てくる訳で、とりあえず、その辺からうろついてみることに。
でも、これがモンスターまで見える訳でないので、思わぬ敵に遭遇することもあります。
ということで、みっちり詰まったオークの溜まり場に出くわしてしまった訳ですが、
まぁ雑魚共ですので、案ずることはございません。
ただ、数が数だけにめんどくさいので、一つしかない入り口の前に陣取って、貫通性のある魔法で一網打尽にすることにしました。
手持ちのロッドでは光とサンダーボルトのロッドがその魔法に該当するんですが、
邪悪なオークの方々は光のロッドが効果覿面。一振り毎に数匹のオークがしぼんでいくのです。ワフッ。
ところが、戦ってる内に何だか、いやぁな感触を傍に感じます。
オークしかいないと思っていたそこには、なんと「風見が丘の『黒の乗り手』」が居たのでした。
黒の乗り手と言えば何かと劣化して劣化して劣化する方々です。これはちょっと本腰入れて掛からないと!
幸い、回復の薬を大量に持ってましたので、苦労はしたものの何とか撃退できました。
まだ部屋の中ではオークの皆さんが右往左往されてましたので、
一通り片付けさせて頂いたのち、戦利品の物色といたしました。
{特別製}のクロークと{高級品}が数点、まぁこんなもんかなーと思いつつ、
町に戻ってからのワクワク鑑定の結果、クローク{特別製}は『コランノン』でした。
そして、前の階で拾ったスモールソード{特別製}。これがなんと、『つらぬき丸』!
僕みたいな小さな種族には、これまた強い味方です。これからは、両手持ちでブイブイ言わせていきますよー!
解説:
下層レベルの探索は、帰還の詔の巻物で行き帰りをまかなう訳ですが、引き時の見極めがなかなか微妙なところです。
あんまり無理すると、そのまま迷宮の肥やしにもなりかねませんし、
かと言って、元を取った気もしないままに帰還するのも癪なもの。
とりあえず、自分なりのボーダーラインを決めて({特別製}のアイテムを拾ったらとか)、
それが達成できたら、とっとと帰還するというのが良いでしょう。
小さな判断ミスで、取り返しのつかないことになる前に。
魔法には2種類の発動形態があって、それぞれボルト系、ボール系と呼ばれます。
ボルトはまっすぐ進み、ボールは着弾点を中心に周囲に効果を及ぼします。
基本的にボルトは単数攻撃、ボールは複数攻撃なのですが、
ボルトの中には貫通性のあるものもあり、射線上の複数の敵に対してダメージを与えることができます。
また、光の魔法などは副次効果として、射線上を明るく照らすという効用もあったりしますので、
暗い通路を手っ取り早く明るくしたい時にも重宝します。
† 40th Step †
ついに到達、地下50階です!半分です!もうあと50階しかないんですよ!ワフーッ!
などと、血気盛んに探索へ取り掛かった訳ですが{特別製}の重かたびらを拾ったくらいで、心なしか敵も少なくて盛り上がりに欠け、
上がりまくってたテンションの持って行き所がなかったので、この際、51階にも降りてみました。
すると、そこはアンデッドの住処。壁から次々とアンデッド達が襲い掛かってきます。
若干怯みはしましたが、アンデッド天敵属性の★バリエのバトンのお陰でちぎっては投げ、ちぎっては投げ、
大量の巻物を手にすることができました。
ただ、初お目見えの Minor Death がなかなかの難敵で、かなりの消耗戦を展開してしまいましたが、何とか撃退!
行ける!行けますよー!
その後はバンパイア・ロードとドラコリッチのコンビプレイに翻弄されたものの、
シールドの巻物があったお陰で何とか倒すことができました。
治癒の薬を浴びるように飲んだので、随分消費してしまい若干の赤字ですが、それでもこれだけの敵に勝てるようになった自分が嬉しいのです。
ということで、一連の戦闘でかなり疲弊していたこともあって回復に励んでいたのですが、
そうする内にも、アンデッドが次々とちょっかいを出してきます。
仕方なく休息場所を変えながら移動していたら、ふと気付けば、部屋のど真ん中。
追い討ちされながらも、まだ囲まれてはいないので、とにかく通路へ退避です。
そうするとモンスター群の奥から、またもや出てきたドラコリッチ。
地獄のブレスを吐かれ、周囲がどろどろになっていく中、
ようやく通路に逃げ込めたんですが、そこで立ちはだかるHowling spiritが、バイブレーション・ハウンドを大量召還しました。
次の瞬間、ぶれた犬の形が、視界の限りにはびこっているのを確認した僕は、
大きく溜息をついて、レベル・テレポートの巻物を読むのでした。
解説:
地下50階ともなると、数々の特殊攻撃が繰り出され、正に修羅場の様相を呈して参ります。
まともな装備が無ければ、数ターンも命が持たないかもしれない場所ではありますが、
逆にそれなりの装備であれば、いきなり極端なピンチに陥ることも少なくなるレベルではあります。
言ってみれば、安定期に入ってるとも言えるのではないでしょうか。探索にも、ちょっと余裕が見えてきたりします。
そのお陰で、今そこにある危機に気付かないことも多かったりしますけどね。
ちなみにアンデッドの溜まり場に遭遇することは意外と多いのですが、
強力なアンデッドは巻物を持っていることが多いので、かなりの数の巻物を得ることがあります。
大抵の場合はその拾った巻物だけでそれなりの対抗手段を入手できるので、
手ぶら(あくまで装備は固めているものとして)でもそれなりに何とかなったりします。
但し、巻物は混乱していると読めないので、過信は禁物。早め早めの対処で何とかしていきましょう。
† 41th Step †
ここんとこは割とのんびりした探索ばかりが続いています。
今日も52階でちまちまとしたアイテム拾いに終始してしまいました。
そんな探索の途中、ファイア・ドレイク『イタンガスト』が狭い部屋の中で寝ているのを発見しました。
彼から発せられる熱気で、室内はまるで蒸し風呂です。吹き出る汗で、毛もしっとりするというものです。
明らかに危険な雰囲気がしますので、無視しても良かったんですが、ここまで戦利品もないので、
しばらく様子を見てから、とりあえず攻撃してみました。いざとなったら、テレポートです。
チリチリと毛を焦がしながら奮戦してみたところ、さほど強敵でもないことに気付きました。勝てそう!
実は傍らにマグマ・スピリットもいたのですけれど、まぁ既に僕の敵でもなく、案外なんてことなく倒すことができました。
倒した後もブレスによる延焼で周囲はくすぶり、煙の中で咳き込みつつアイテム拾いすることになりました。
ざっと調べてみたところ、嵩張る鎧ばっかりです。一体、どういうつもりでしょう。
とりあえず、巻物で魔法感知しようと思ったんですが、気付けば2巻とも燃やされていて、とほほ気分。
しょうがなく、残ってた呪い感知の巻物を使ってみたところ、3割は呪われているようでした。
あとの7割の中から高級品だけを選分けましたが、重いので結局ほとんど捨てました。
まぁ、レッドドラゴンスケイルメイル以外は屑だったのですが。我ながら目が肥えてきたものです。
その後、一匹だけ通路をうろうろしていたバジリスクから、バトルアックス入手しました。
これがどうも{特別製}のようで、思わぬ収穫です。でも、両手持ちなので使い道は迷うところ。第一、似合いませんよー。
解説:
探索中には魔法やブレスなどで発生した火災に遭遇することが、ままあります。
それにモンスターの中には炎をまとったものもいて、自分の周囲を焼き払いながら移動しています。
黒焦げの通路や部屋などは、大抵の場合、彼らの通り過ぎた跡でしょう。
そして、燃え上がった後は煙が発生する訳ですが、これがなかなか厄介です。
煙の発生している場所に居るだけで体力は消耗しますし、床に落ちているアイテムについても、
傍まで行かないと見ることができません。しかも場合によっては、巻物などが燃えてしまうこともあるそうです。
幸い、煙は一定時間が経つと晴れていきますので、戦闘後で瀕死状態の時にはまず煙が晴れるのを待つのが良いでしょう。
武器には片手持ちと両手持ちのものがありますが、
片手持ちで軽いものなら、盾の代わりに装備して二刀流にすることも可能です。
この場合、双方の武器がアーティファクトなら、それぞれの特典を一度に受けることができるので、
なかなか便利であると言えるかもしれません。ただ、攻撃力や攻撃回数の点でマイナス要素もありえますので
武器を持ち替えた際はステータス画面でその能力をよく把握するようにしましょう。
† 42th Step †
引き続き、52階の探索中。
小部屋で仕切られた部屋に入るとオークの皆さんの気配がしました。
たいしたもの持ってないだろうなーと思いつつ、扉を開けてお邪魔したところ
数匹のウルクに囲まれて、金色に輝く竜のようなモノが鎮座しています。 黄金竜『スマウグ』です。
これはちょっとやばげな雰囲気も感じます。が、ここで引き下がってはこれから先が思いやられるというもの。
まずは手合わせしてみることにしました。危なくなったらテレポート、と繰り返し唱えながら。
ということで、周囲でまだ眠っているウルクを少し片付けたあと、これまた睡眠中のスマウグに渾身の一撃をお見舞いです!
目を覚ましたスマウグは開口一番、ファイア・ブレスで周囲を焼き払いました。
彼の噴出す炎が次々と燃え移り、狭い部屋の中はもうもうたる黒煙が立ち込めます。
その熱気の中で体力を削られつつ、次の一打と言わず二打三打を続けざまに叩き込みました。
そうこうしている内にウルク達も起き始めましたが、既に彼らの出る幕はなく、
中には起きる前に永遠の眠りに着いてしまった方々も居たようです。合掌。
そんなこんなの激闘の末、何とか打ち伏せることに成功しました!
実際のところ、部屋の狭さが幸いしたようで、思っていたよりも楽に倒せて、また一層自信が付きました。
何なら、これからは僕のことをドラゴンスレイヤーとかドラゴンバスターとか、呼んでくれたっても良い位ですよ!
とりあえず、煙が晴れるまで一旦部屋の外で体力回復をした後、再び、戦利品漁りに室内へ。
一通り自分鑑定してみたところ、{特別製}の皮製ラージシールドと{最高品質}のブロンズドラゴン・スケイルメイルがありました。
相変わらず、ドレイク達は鎧ばかり隠し持っていて嵩張るったらありません。
まぁ、今欲しいものはどちらかと言うと防具ですから、それはそれで良いのですけど。重くてほとんど持って帰れませんけどね。
解説:
オーク感知のアイテムを持っていれば、オーク属性のモンスター(ウルクも該当)は壁の向こうでも見ることができます。
ところが、それ以外のモンスターは通常通り見えませんから、オークしかいないと思って踏み込んだら強敵が!
ということは、ままあったりします。感知できるモンスターが密集してる部屋で、不穏に1キャラ分のスペースがある時は要注意ですね。
モンスターにはモンスターなりの価値観があるようで、特定種のアイテムばかりを大量に持っていることがあります。
それが一番顕著なのがドラゴン・ドレイク系で、嵩張る鎧ばかりを持っていることもあれば、
小さな指輪やアミュレットなどちまちまとした貴金属ばかりを所持しているドラゴンも居ます。
ただ、倒すまでは何も持っているかわからない訳ですから、苦労して倒してみたものの要らないものばかりでがっかり、
なんてこともしょっちゅうです。まぁそういう時は、自分で使わないにしても、とりあえず持ち帰って元を取るしかないですね。
† 43th Step †
相変わらず52階でうろうろしてます。
広間の壁際に人間のパーティがキャンプ中でしたので、とりあえず一番手前にいた幻術師を倒して、
一番厄介そうな上級修験者との戦闘に入りました。この方々、相変わらず強いです。
正直勝てるかどうかが微妙だったのですが、以前よりは押せるようになってきたと喜んだのも束の間、
戦闘が長引いた為に傍で寝ていたシャーマンが目を覚ましました。
そうして、ダイアー・ウルフとファイア・ハウンドを大量召還!やばいです!
もうちょっとで止めが刺せそうだったのに、部屋一杯にうじゃうじゃしている犬どもが邪魔で追い掛けられません。
道を空ける為に、ダイアーウルフの密集している方へ、ファイア・ボールをロッドから放ったところ、
それに釣られてかどうか知りませんが、あちこちでファイア・ハウンドは炎を吐き出しました。
部屋のそこここで火の手が上がります。もうむちゃくちゃです。
ともかくここは一旦退く事にして通路まで走りだすと、いつのまにか体力回復していた修験者が追い討ちを掛けてきました。
あぁもうもう。
まぁでも、その後は犬どもを一掃できたので、何とか修験者を倒すことができたのです。一時はどうなることかと。
その後、探索を続けているとデーモンの大群を感知しました。眠っているようですが、凄い数です。
感覚を研ぎ澄まして詳しく調べてみると、どうやら、カザド・ドゥムのバルログ『ドゥリンの禍』と、その取り巻きのようです。
ちなみにバルログとの遭遇は初めて。これはちょっと一戦交えてみたいところですよー!!
ということで、先ほどの修験者との戦闘で残り一巻になってしまった帰還の詔の巻物を、遠い小部屋に安置して
いざ、出陣です!
解説:
迷宮の中で遭遇するのはモンスターばかりとは限りません。
時には人型種族のパーティとおぼしき集団と出会うこともあります。
まぁ、どちらも敵であることに違いはありませんが、こういった集団が厄介な存在であることも間違いありません。
一般的なパーティ編成である、腕力に優れた戦士系と魔力に特化した魔導師系、更にモンスター召還できるレンジ